髙橋礼華 さんは、1990年生まれ。奈良県橿原市のご出身。
6歳からバドミントンを始め、2009年に日本ユニシスに入社。
高校時代からペアを組んでいる 松友美佐紀選手と数々の大会で好成績をおさめ、
2016年のリオデジャネイロオリンピックで、
日本のバドミントン史上初となる、金メダルを獲得されました。
「選手村の中は、オリンピックってすごい、という雰囲気があったんですけど
体育館に入れば、いつも戦っている選手たちと顔を合わせる毎日だったので、
思ったよりも緊張しませんでした。メダルが獲れるとは思ってなくて、
オリンピックを毎日楽しみたい、と思って、ただただ試合に集中していました。
大会期間中にメダルが決まった日からは、携帯が鳴り止まなかったです。
決勝の前日に、金メダルを取れば、帰りの飛行機がビジネスクラスのなると知って
金メダル獲らないと!という気持ちも強くなりました(笑)
帰国した時は、出迎えてくださる方の人数に驚きましたし、
高校生たちに”タカマツペアだ!”って声かけてもらったりして、
オリンピックってすごいんだ~って実感しました。」
2020年に現役を引退され、後進育成に力を注がれています。
引退の理由の1つには、東京オリンピックの延期もあったそう。
3月の全英オープン後、残り数ヶ月あった東京オリンピックのレースが残っていたものの
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全て中断されました。
「日本に帰ってきて、自粛期間始まって、体育館にも行けない日々でした。
その間にいろいろ考えていて…本当なら、次の練習が始まった時のために走ったり
身体を動かさなきゃいけないって思うはずなのに、考えられなくなって。
オリンピックの開催されるか分からない状況で、来年31歳になって
オリンピックレース3位の自分に、1位2位を追い抜く気持ちがついてくるのか…
その時に『やりきったのかな』って気持ちが出てきてしまいました。
目標なくやり続けるのは難しくて、松友にも意思を伝えました。」
シングルス限定で月に1度奈良県で指導しています。
Instagramで活動の様子をあっぷしていますので、ぜひご覧ください」
▼ M-BASE Badminton Academy 公式Instagram
https://www.instagram.com/mbase_badminton/
来週も、髙橋礼華さんにお話伺います。
お楽しみに!
M. HERO / 安室奈美恵