プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」（毎週土曜 7:00～7:25）。7月29日（土）の放送は、前回に引き続き、元ミス・ユニバース日本代表でモデル・タレントの阿部桃子（あべ・ももこ）さんをゲストに迎え、お届けしました。

阿部桃子さん（右）とパーソナリティの丸山茂樹

◆丸山茂樹がメンタル面についてアドバイス

丸山：阿部さんのお母さん（阿部まさ子さん）がプロゴルファーですから、きっかけはたくさんあったと思いますけど、ゴルフを始めたきっかけは何だったんですか？

阿部：母の練習場について行って始めたのがきっかけです。

丸山：お母さん子だった？

阿部：お母さん子ですね。やっぱり父（リポーターの阿部祐二さん）は（仕事で）お家になかなかいなかったので。

丸山：お母さんから（ゴルフを）勧められたの？ 自分からだったの？

阿部：実は私、水泳を0歳のときからやっていて、中学2年生までオリンピックを目指して毎日泳いでいたんですよ。

丸山：すごいね。

阿部：ストイック一家だったので（笑）。水泳って、中学2年生ぐらいで切れるタイム、このタイムを切れないとっていう、結構（選手）寿命が短いので、そこで私はちょっと難しいなと思ったときに、小さい頃からゴルフをやっていましたし、“真剣にプロを目指すぞ！”という転機でした。

丸山：お父さんとお母さんは怖かった？

阿部：お母さんが怖かったです（笑）。怖かったというか、コーチだったので、やっぱり母と娘の関係って難しいですね。（当時は）ケンカが絶えなかったです（苦笑）。

丸山：お父さんは、そんなに厳しくなかった？

阿部：父は母の味方なので。

丸山：やっぱりお母さんはゴルファーだから強いんだね。

阿部：ちょっと気は強いと思います（笑）。その気の強さを遺伝したかったんですけど、私は全然持っていないんですよね。

丸山：どちらかというと、緊張しいな感じ？

阿部：そう、それがちょっと悩みで。私はすごく（人に）譲っちゃうタイプで、前に前に行けないというか、ミス・ユニバースのときもすごく課題だったんですよ。女子プロってみんな“自分が一番”っていう方が多いじゃないですか。（現在、プロゴルファーを目指していますけど、自分には）そこがちょっと足りないかなと思っていて。

丸山：なるほど。

阿部：どうしたらもうちょっと自分を出せるようになりますか？

丸山：僕はそんなに前に前に出るタイプじゃなかったんだけど、根本的には自分がやってきたことに“誇り”を持つことが大事かな。僕は自分のなかで、（ゴルフに対しての）取り組み方とかこういうことをしたら次のステップに行こうとか、何でも壁を作ってきたんですよ。それを乗り越えて（また次の壁を作り）乗り越えて……というふうにやってきて必死で努力して頑張ってきたので。やっぱり自分の自信となるだけの努力をすることによって、そこは突破できるんじゃないかと。

阿部：しっかりと自分のなかでこれをクリアしたらという壁を作って。

丸山：努力はその瞬間しかできないから。もし成功しても失敗するにしても、必ずその努力って何かに報われると僕は思うんですよ。ゴルフって2つの道、分岐点にぶつかったときに、自分の人生をいい方向に歩めるかなので、情報収集はたくさんしたほうがいいですよ。

阿部：情報収集？

丸山：情報収集をして全部真似しろということじゃなく、いろいろな情報を収集して自分でミキサーにかけて、いいところだけ絞り出す力をつけることが大事なのかなと。こもっちゃ駄目。スイングとかは人に聞かなくていいと思うけど、いろいろな人に意見や考え方とかは聞いたほうがいいんじゃないかな。ぜひ試してもらえたら。

阿部：ありがとうございます。

次回8月5日（土）のゲストは、タレントの武井壮さんです。



＜番組概要＞
番組名：ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時：毎週土曜 7:00～7:25
パーソナリティ：丸山茂樹