住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。
今回の放送は、「仕事に求めるもの」に関する相談を紹介しました。
※写真はイメージです
<リスナーの相談>
私は大学卒業後、今の職場で10年以上技術職をしています。技術も知識もそれなりに身につけ、「中間管理職」的な立場になりました。
ありがたいことに、今の職場はそれなりにお給料が高く、同業者のなかでは、もらっているほうだと自負しています。さらに、時間と休暇の融通が利きやすい職場で、保育園に通う幼い子どもがいる身としては、とても助けられています。
しかし、今の職場環境にまったくやりがいが見出せないのです。今の仕事しかしたことない私にはわからないのですが、“中間管理職あるある”なのか、メインの仕事は先輩・後輩がやりたがり、その他の雑務や面倒な仕事ばかりが回ってきます。1日中、物品の補充や整理、PC作業をして業務が終わる日もあります。
そんな日々で、部署内で疎外感を感じ、今の職場に私は必要とされてないのでは……と、少し恐怖心のような不安も感じ、10年以上かけて身につけた技術や知識がまったく活かせていないと感じる日々です。
転職サイトで同業を探せば、求人は多いものの、正直、今ほど待遇がいいところはなく、我が家の現状を考えると転職に踏み込めないでいます。何か少しでもアドバイスをいただきたくメッセージ送りました。どうぞよろしくお願いいたします。
(神奈川県 30代前半 女性 技能/作業職)
パーソナリティの住吉はこのお悩みについて、「人それぞれライフスタイルが異なるため、やりがいと待遇のどちらかを重視すべき、という着地点ではないですよね」と語り、まずは自身の気持ちの整理をする必要があり「自分の優先順位がどこにあるのか書き出して整理するといいと思います」とアドバイス。「同じような経験されてきた方、ぜひ経験談をお寄せください」とリスナーに呼びかけました。
パーソナリティの住吉美紀
――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。
◆子どもが育ってからも転職のチャンスはある
「やりがい」と「待遇」はどちらかではなく、パーセンテージで考えるとよいのではないかと思います。
現在の職場で得た知識や経験は、誰にも奪うことができないものです。アップデートは必要とは思いますが、休暇もとりやすくお給料もよい、そして職歴もありますよね。
やりがいを求めても、待遇が悪ければ疲弊してしまいます。やりがいを求めるあまり、疲弊してご家族との大切な時間をとることもままならない場合もありえます。
よくよく考えても心のモヤモヤは晴れないかもしれませんが、ライフタイムで考えればいいと思います。今焦らなくても、お子さんの手が離れる時期になり、今の気持ちと変わらなければ、新しいやりがいを求めて飛び出してもよいのではないかと思います。心身の健康があれば、何でもできますから。(東京都 50代後半 女性)
◆今の自分が何を大切にしたいか考える
私も似ている状況です。子どもが3人いて一番下は1歳です。3人目の育休明けと同時に転職し、この4月に仕事復帰しました。
今までは病院の窓口で働いていて、患者様への対応はストレスもありながらも、やりがいのある楽しい仕事でした。転職先は在宅事務で、患者対応は、ほぼありません。転職のとき、今までのようにやりがいのある仕事にも内定をもらいましたが、現状を考え在宅勤務ができる現職に決めました。結果は、大正解! こんなに時間の余裕があるなんて、「在宅勤務最高!」と思っています。もちろんやりがいは半分といったところですが、子どもが大きくなったら最後にもう1回転職してもいいかなと思っています。
職種もあると思いますが、今の時代の転職って意外とハードル低いと思っています。「今一番大切なことは何か?」だと思います。私は時間と自分の心の余裕を選択しましたよ。
あとは、マネープランを作成して「現在私がいくら稼げば将来が安心できるか?」を算出してから仕事を選ぶことも大切です。(神奈川県 40代前半 女性)
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀