スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。7月30日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた相談メッセージを紹介。江原が、さまざまなアドバイスをお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
厄払いのことで、ふと気になったので質問があります。
私にはいつも参拝する神社が3つあります。1つ目は、今住んでいる地域の土地神様。2つ目は、私の生まれ育った地元の神社で、私がお宮参りをした神社。3つ目は職場の近くで、かれこれ10年ほど、ご縁を感じて定期的にお参りをしている神社です。
参拝の頻度としては、1つ目と2つ目の地元の神様へお正月に一度、それぞれご挨拶に行っています。3つ目の神社には2ヵ月に一度の頻度でご挨拶に行っていて、3つの神社のお札を1枚ずつ、家の神棚にお供えしています。
私にとってそれぞれ大切な場所なので、どこで厄払いしていただくか迷っています。33歳の大厄まであと少し時間はあるのですが、お言葉をいただけたら嬉しいです。
<江原からのアドバイス>
江原:全ては形ではなく、心です。よく、お札でも「こうやって書いたらいいですか?」とか、細かいことまで心配して聞いてくる人がいるのですが、大事なのは心と念です。お札を書くというのは、お札自体に効力があるというより、持つ側の念の話なのです。まじめな人ほど型にはめてしまうというか、“使用上の注意”みたいものがすごく心配になっちゃうのかな、と思います。
奥迫:気になりますもんね。「〇〇しなきゃいけない」とか「こうでなければならない」ってところに、とらわれがちではありますよね。
江原:スピリチュアルは“型”ではありません。それだと物質的価値観になってしまいます。日本神道で面白い話があるのですが、大祓詞(おほはらへのことば)ってご存知でしょうか?「高天原に神留り坐す……」という話なのですが、あれってストーリーなんですよ。どういうふうに浄化していくのかっていう連係プレーの話なんです。
人間がいろいろな過ちを犯して、それらをさまざまな神様がリレーのようにして、きれいにして……という話で、海の神様から何からが、いろいろなところで対応して、最後は浄化しましたっていうストーリーなんですよ。そこで言えるのは、「もちわけ」という言葉があるんです。
奥迫:「もちわけ」ですか?
江原:そうです。日本の神道には「もちわけ」という言葉があって、要するに連係プレーです。そう思えば、どこの神社に行ったっていいってこと。大事なのは心です。よくそういう専門の人でも、語呂合わせみたいに「お賽銭は何百何十何円でやるのが良い……」とか言っているでしょう? それにこだわっていると、1円が足りなくなってしまったときに動揺してしまいますよね。だから良くありません。
私も、例えば水晶とか石とかを持ちますが、なくても良い暮らしを考えなきゃダメです。「水晶の数珠が切れたんです、何か悪いことが……」って、(型にとらわれていると)なんでもそっちに行っちゃうでしょう?「あ、切れちゃったんだ。またつなごう!」もしくは「ありがとう!」と。それで良いじゃないですか。すべて心です。そこにこだわってしまうのが、一番いけない。「もちわけ」があるのだから、どこの神様でも「みなさん、よろしくお願いいたします!」と行けばいい。これで良いのです。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「大切なのは“心”です。それがスピリチュアルです」
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7月30日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年8月7日(月) AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/