FM青森、FM山形、ふくしまFMをネットしてお送りする「COSMOみらいかぜ」
より良い未来を目指してアクションされている方々に、お話を伺っていきます。
今回お話を伺ったのは、
福島県のいわき市で毎月1回、ビーチクリーン活動を行なっている
「BEACH CLEAN IWAKI」 代表の吉田衣里さんです。
活動をスタートしたのは、2021年の11月。
コロナ禍で始めた清掃活動。
小学生の頃から、街中でゴミ拾いをしている人をみて
「素敵だな、面白そうだな」と思っていた吉田さん。
実際に、自宅の周りのゴミ拾いをしたこともあったそうですが
当時は長続きしませんでした。
ちょうど2021年に「いわきの海にゴミがたくさん落ちている」という
友人のSNS投稿を見て「何か自分にできることがないかと友人に呼びかけたことがきっかで
清掃活動をスタートしました。
友人の投稿を見るまで、地元の海が汚れていることを
意識することはありませんでした。
最初は永﨑海岸にて、7名からのスタート。
30リットルのゴミ袋、合わせて10袋ほどのゴミが集まりました。
活動の原動力は「楽しい」という気持ちだと話す吉田さん。
「BEACH CLEAN IWAKI」のモットーは、楽しく・ゆるく活動すること。
活動時間は朝7時30分~9時という早い時間ですが、時間に遅れても大丈夫。
早起きをして清掃活動に参加することで
「ちょっといいことができたな」という満足感が得られることや
1日の時間を有意義に過ごすことができること、参加者の皆さんと交流できることも楽しさにつながっているとか。
最近は漂流ごみが目立つという吉田さん。
「初歩的なことではありますが、一人一人がなるべくゴミを出さないようにすること。
落ちているゴミに気づいた時に、どのようにアクションできるのかが大切だと思います。」と話します。
最近は漂流ゴミが多く、集まるゴミの量は30袋ほどになる時もあります。
「毎月ゴミを拾っても拾ってもなくならないなと実感しています。
いかに、一人一人がゴミに対して意識するかが課題だと思います。
そして、いわき市は車社会の町のため清掃したい海岸があっても、駐車場が少なくて活動が難しかったり
参加を希望する学生がいても送迎が難しいことがあり、今後の活動の課題だと感じています。」
吉田さんの地元の海に対しての思い、その思いを通して環境への課題の気づき、
何より楽しみながら活動をしていくことの大切さを実感しました。
