7月22日・23日に行われた
里山ZERO BASE
初のワークショップイベント vol.1
巻き枯らし間伐、クロモジのアロマオイル作りの模様を
お届けしてきましたが、
今週は、ゲスト講師、養蜂家・鈴木一さんによるミツバチ講座!

めくるめく養蜂の世界へ!
皆さんを誘います。
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まずは、養蜂場・鈴木一さんによる座学!

養蜂とは、蜂蜜を採ることではなく
Be Keeping=ミツバチのコロニーをキープすること。
いま、蜂が置かれている環境など学びました。
続いて。
やってきたのは、きみつのさんぽ道にいくつかある
養蜂場のひとつ。
一つ一つの巣箱が”家族”
女王ハチが必ずいて、毎日卵を産んでおり、
21日かけて成虫に。
この21日というのは、太陽の自転のサイクルと関係しているのだそう!

働きハチの寿命は2か月ほど。
周りを飛んでいる働き蜂たちは、生まれてから3週間~1か月ほどたった
ベテラン社員のような存在!
ちなみに、女王蜂は3年~4年生きるのだそう。(すごい!)
イベントを行った日はとっても暑い日!
寒さに強いミツバチですが、暑さにはめっぽう弱いため、
この日、蜜蜂たちはご機嫌斜めなのでは?
さらに、花があまり咲いていないから、蜜が入っていないかも
と、様々な不安があったのですが、
巣箱を開けると・・・・
鈴木さん:おぉ!!カラスザンショウが入ってる!!!
カラスザンショウの蜜がたっぷり!!!!
ハチの巣ごと、いただきます。
お味は?
参加者:フルーティー!!!!めっちゃフルーティー!!
参加者:最後にちょろっと苦みがくる
鈴木さん:ビタースイート!
ワインとか、ビールにめっちゃ合う!
鈴木さん曰く、想定外だったのは、
木枠のところ以外の場所に、巣を作っていたこと。
Q「どうして、木枠をもっと入れていないの?」
鈴木さん:ものすごく本質的な質問!
蜜蜂で一番大事なのは密度。
枠を入れれば入れるほど、1枚の枠あたりの
蜂の密度は薄くなる。
人間で例えると、市町村がいっぱいあって人口が少ない。
理想は、蜂で後ろの巣が見えないくらい!
”渋谷”って感じ。
人口密度があり情報交換が行われて、
コロニーとして活気がある状態。
鈴木さん:木枠を入れれば入れた分だけ、
過疎になっていく。
すると、温度が保ちにくくなったり、
コミュニケーションができなくなってくる。
だから、なるべく過密がいい!
鈴木さん:木枠が足りないと、違うところに巣を作ってしまうから、
常に人間と 蜜蜂が共同制作しているイメージ!
参加者の声:やっぱり来てみないと分からないですよね。
森の中に入ること自体が久しぶりだったし、
蜂が可愛かったですね!
あんな間近で蜂を観ることが初めてだったので・・・
飼いたい💛
参加者からのメッセージ:たくさんの学びと体験をありがとうございました。
苦労した皮剥ぎに、
鈴木さんのビターな蜂蜜、
クロモジのホテルロビーアロマの香りと
五感を沢山、使いました。
私たちが間伐した木の経過、
蜂の奥深い世界、たくさんの巣箱から、分蜂はどうするのか?など
帰り道が一緒の方と、語り合いながら帰宅しました。
知ってしまったからには、知りたい、学びたい!となるんですね。
また、機会があったら参加したいです!
ドクトル:今回のワークショップで、皆さんの心に木を一つ
植えられたんじゃないかな?と思っている。
この盛り上がり=「森(もり)上がり」
万里恵さん:お子さんと森に入ったお母さんが言っていたのが
「言葉が増えた」と。その日の夜まで話していたそうです。
そのことを聞いて、鳥肌が立ちました!
私たち大人だけ感じない部分がきっと子どもにもあると思うので
今後、子どもたちにもっと感じてもらえるようなイベントが出来たらいいなと思いました。
ドクトル:里山ZERO BASEの本当のコンセプトは
「人と自然の距離を近づける」
環境教育、これにもどんどんチカラを
つけていきたいと思います。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
今回、参加できなかった方は、次回!
迷っていいる方も、次回!
森で会いましょう~!
来週のサトノートは、ドクトルと万里恵さんが植物まみれ!?
植生調査を行いたいと思います。
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