宇賀なつみ、小山薫堂も絶賛!そうめん研究家考案のオススメ「オリジナルつけだれ」レシピ3選

放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00~15:50)。8月6日(日)の放送は、そうめん研究家のソーメン二郎さんをゲストに迎えてお届けしました。


(左から)小山薫堂、ソーメン二郎さん、宇賀なつみ



◆そうめん文化を広めるべく、そうめん研究家に

奈良県桜井市出身の二郎さん。「家が三輪素麺(みわそうめん)の製麺所をやっておりまして。現在、そうめんの職人さんの高齢化が進んでいて、70代、80代の方がやっていたりして、跡継ぎがいないということで製麺所がどんどん廃業しているんですね。

それで夏しか食べないものを年中食べていただきたい、ニーズを増やしていけたら、ちょっとでもそうめん文化が長く続くだろうということで、ソーメン二郎という名前にしています」と活動の経緯を語ります。

二郎さんによると、手延べそうめんの製麺所は各地にたくさんあり、その数は800軒以上。なかでも「揖保乃糸(いぼのいと)は、兵庫県でおよそ400軒もあります。半分です」と言います。

ちなみに、揖保乃糸は1つの会社で製造されている商品の名前ではなく「兵庫県のそうめんの組合が製造しているブランド名が『揖保乃糸』なんです」との豆知識も。それを聞いた小山も宇賀も「えっ、知らなかった!」と2人して驚きの声を上げます。

二郎さんいわく、揖保乃糸には何種類かランクがあり、「赤帯、黒帯みたいな感じです。兵庫県のそうめん組合に400軒の製麺所が、決められたブランドの基準で作って納めるんです。奈良県の場合は三輪素麺の組合。長崎の場合は島原(しまばら)そうめん。揖保乃糸はブランド名ですけど、そうじゃない言い方は『播州(ばんしゅう)そうめん』と言いますね」と解説。

これに小山は「それを聞いただけでも、今日は得した気がしました。てっきり、揖保乃糸という会社があるんだと思っていました」と感心しきり。

そうめんにまつわるトークでひとしきり盛り上がった後は、試食タイムへ。この日は、二郎さんが冷たいそうめんとオリジナルのつけだれを3種類、スタジオに用意してくれました。

◆はちみつと玉ねぎすりおろしそうめん

<つけだれレシピ>
オリーブオイル……大さじ3
めんつゆ……大さじ2
はちみつ……小さじ1
玉ねぎ(すりおろし)……適量

このつけだれについて、二郎さんは「めんつゆで旨みが出るんですね、ミツカンの『追いがつおつゆ』です。そこに玉ねぎをすりおろします。みじん切りではなくて、すりおろしてください。少し甘めになりますけど、辛みが残っている状態ではちみつを入れると、ちょうどいい塩梅になるんです」とポイントを説明。

さっそく味わった宇賀は「おいしい~、さっぱり! 甘味もある!」とビックリ。小山も「ビックリした……めちゃくちゃおいしいです! 最近食べたそうめんつゆのなかで、一番おいしいです」と絶賛します。

◆室町風ごまだれそうめん

<つけだれレシピ>
ごまドレッシング……大さじ3
お酢……小さじ1
梅肉……適量
ニンニク……適量
クルミ……適量

二郎さんよると、醤油がなかった時代には、そうめんをお酢で食べていたそうで「室町時代では“こんな食べ方をしていたんじゃないか”っていう話もあるんです。これはめんつゆが入っていないんですよ。ミツカンのしゃぶしゃぶ用のごまだれ(「ごましゃぶ」)ってあるじゃないですか。そこに、梅肉、ニンニク、お酢を。クルミを砕いて入れてもいいです。室町時代は、クルミを貴族の方が食べていたんですよね」と解説します。

さっそく、このつけだれにそうめんをくぐらせてすすると、宇賀は「これもおいし~い! 酸味のあるごまだれって感じですね。暑いときにいいですね」とご満悦の様子。小山も「酸味がいい! クルミの香ばしいナッティな感じがいいですね」と大きくうなずきます。

◆タイ風そうめん

<つけだれレシピ>
めんつゆ……大さじ3
お酢……小さじ1
ナンプラー……小さじ1
しょうが、ねぎ、みょうが……適量
※味変でジャスミンティー……100ml

このつけだれもミツカン「追いがつおつゆ」がベースになっていて「ちょっとタイ料理風です。ナンプラーとお酢が入っています」と二郎さん。

その味わいに、宇賀は「うん、アジアですね!」と笑顔をのぞかせます。ここで、二郎さんから「ちょっとこれを入れてください」と味変用にジャスミンティーをすすめられると、「このおつゆに!?」と驚く宇賀。

二郎さんが「(つけだれと)同じ量くらい、多めに入れてください」と補足します。ジャスミンティーを足したつけだれでそうめんをすすると、宇賀は「ん~、いい! おしゃれですね」と2度驚きます。小山も「ん~、合う! 急に軽やかになりますね」と味変を楽しみます。

どれもスーパーで簡単に手に入るもので作った二郎さんお手製のつけだれの数々に、宇賀は「面白いですね。こんなにいろいろな食べ方があるんだ!?」と話すと、小山も「そうめん、深い! どれもおいしいですよ」と太鼓判を押します。

そんな2人の反応に、二郎さんはうれしそうな表情を浮かべつつ「よく『そうめん飽きた』なんて言うじゃないですか。『またそうめん?』とか、そうめんって悪者になる瞬間がありますよね? 僕、いつも傷ついていたんですよ。めんつゆをそのまま食べるから、ワンパターンで飽きてしまうっていうことですよね。めんつゆを工夫すれば、ずっと食べられると思います」とおすすめしていました。

<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

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