山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。8月15日(火)の放送では、映画ライターのよしひろまさみちさんが登場。今夏に観ておくべき映画3作を紹介してもらいました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、よしひろまさみちさん
よしひろさんは日本映画ペンクラブ、日本アカデミー賞の会員で、数多くの雑誌でたくさんの幅広い映画を紹介しています。そこで今回は、今夏に観ておくべき映画を3本教えてもらいました。
◆夏はやっぱりサメ映画
1作目は、8月25日(金)公開の映画「MEG ザ・モンスターズ2」。かつて地球上に存在したとされる巨大ザメ・メガロドン(通称 MEG)と人間の死闘を描いた映画の続編で、今回は深海から現れたMEGの群れやさらなる巨大生物が人間たちに襲い掛かってくる内容です。よしひろさんは「脳みそを空っぽにして観る、夏らしいサメ映画。なるべく大きなスクリーンで鑑賞してほしい」と話します。
◆ディズニー&ピクサーによる驚きと感動の物語
2作目は、現在公開中のディズニー&ピクサーの最新作「マイ・エレメント」です。火・水・土・風のエレメント(元素)がともに暮らす都市を舞台に展開される驚きと感動のラブストーリーで、「物語のテイストとしては『ロミオとジュリエット』」とよしひろさん。しきたりの違う2人のエレメントが出会い、反発しあいながらも次第に惹かれ合っていく内容で、これは韓国系アメリカ人であるピーター・ソーン監督の実体験が元になっているといいます。
また、登場人物が火や水といった、造形の輪郭が描きにくい独特のキャラクターデザインも注目のひとつで、「そもそもフレームがないから(キャラクターを描くのに)ものすごく苦労したそうです」と解説します。
◆バービーはフェミニズムだけじゃない
3作目は、人気の着せ替え人形を実写化した、現在公開中の映画「バービー」です。ある日、バービーランドに暮らすバービーの体に異変が起こり、その原因を探るために人間の世界へ。その行く先々で大騒動を巻き起こす物語です。
れなちはまだ本作を観たことがないものの、「この映画を観た方から『複雑な世の中、人生、社会をどうにか愛そうとする“人間讃歌”』と聞きました」と話すと、「言語化としては大正解だと思います!」とよしひろさん。
ただ、同作品には「フェミニズムを全面に押し出している」との意見もあるそうですが、「決してそれだけではありません。脚本は(女性の)グレタ・ガーウィグだけでなく(夫の)ノア・バームバックと2人で共同執筆しているので、男性の目線もちゃんと入っているんです」と説明し、改めて「あらゆる人々が幸せに暮らすために必要なことは何か、という当たり前のことを思い出させてくれる物語です」とまとめました。
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8月15日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)聴取期限 2023年8月23日(水) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈