山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。8月10日(木)の放送では、日本唯一の“焚き火マイスター”でアウトドアプランナーの猪野正哉(いの・まさや)さんをゲストに迎え、お送りしました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、猪野正哉さん
◆“パチパチ”と音がする薪はいい薪じゃない!?
猪野さんは、男性向けファッション雑誌「メンズノンノ」(集英社)の専属モデルを経て、情報誌などでライターとして活動後、現在は焚き火マイスターとしてキャンプ番組などの焚き火の監修を手がけるほか、イベントやワークショップ、講演などもおこない、「日本焚き火協会」の会長もつとめています。また、焚き火の達人として「マツコの知らない世界」(TBS系)にも出演しています。
なぜモデルからライターへとシフトしたのか聞いてみると、猪野さんは「何も考えていなかった。頼まれたら受けるスタンスなので……」と言い、そこから焚き火マイスターへとなったのも「これもたまたま……」と苦笑い。というのも、ある雑誌の特集で猪野さんが火起こしを担当したところ、それが上手だったことから、その場にいた編集者とスタイリストが猪野さんを“焚き火マイスター”に命名。そして「それをプロフィールに加えたら面白いんじゃないか」という話になり、現在に至るそうです。
そんな焚き火マイスターが語る火起こしのコツは、いたって単純で“細いものから燃やし、徐々に太いものを燃やす”。また、リスナーから「焚き火の音は使う木によって変わってくるんですか?」との質問が寄せられると、「木の種類や水分を含んでいるなど薪の状態で変わります」と答えます。
ちなみに、猪野さんのなかでは“パチパチ”と音がするのは、あまりいい薪ではないそうで、「結局爆ぜて、その火の粉が服に飛んで穴が開いてしまったりするので、なるべく音がしないほうが良い」と言います。
◆キャンプはどんどん失敗すればいい
焚き火とともにキャンプも得意な猪野さん。一方、れなちといえばアウトドアには無知で「(キャンプも焚き火も)何から始めていいのか……」と嘆くと、猪野さんは「まずはキャンプ場に行きましょう。ただ、テント泊はハードルが高いし、キャンプはやることが多いので、最初は目的を決めて“今日は焚き火だけして、コテージに泊まる”とか、そういうスタイルでも全然いいと思う」とアドバイスを送ります。
キャンプの醍醐味の1つである“キャンプ飯”に関しても「例えば、皮に包まれている食材は、そのまま焚き火のなかに入れる。そして、周りが焦げるくらい燃やせば、中がジューシーになる」と語ると、「意外と簡単なんですね!」と驚くれなち。
また、「焦げたら焦げたで大丈夫、“焦げ”はアウトドアでは最高の調味料(笑)」と笑顔をのぞかせ、「みんな失敗するのが嫌だと思うんですけど、キャンプではどんどん失敗すればいい。そのほうがスキルも上がるし、失敗したら笑っていればいいんですよ」と語ります。
最後に、東京近郊でオススメのアウトドア&焚き火スポットを聞いてみると、猪野さんはまず、埼玉県・長瀞(ながとろ)町にある「フォレストサンズ長瀞」を挙げます。ここは猪野さんもよく通っているそうで「直火もできて、前に川が流れているので、景色もすごくいいです」とオススメします。
そして、もう1つは山梨県の河口湖にある「FUJI GATEWAY」です。こちらは手ぶらでも楽しめる施設なので、初心者にもピッタリ。さらには、ビールが飲み放題で、何より天然芝が最高だとか。「サッカー場とかでも使われているいい芝で、裸足でずっといたくなるし、それで富士山も見える」と話すと、「行ってみたい!」と興味津々のれなちでした。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈