スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。8月20日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた「子どもに関する相談」メッセージを紹介。江原が、さまざまなアドバイスをお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私には21歳になる息子がいます。通信制の高校を卒業し、就職して1年で仕事を辞めました。介護系の仕事でしたが、フルタイムの仕事が勤まらず、実質クビでした。それから1年経ちましたが、いまだに働いていません。主人に「長男と男同士で話をしてほしい」と頼みましたが、主人は「早く次の仕事を決めろよ」と言うだけです。
私が就職について話すと、「わかってるよ!」とキレてきます。長男の考えや気持ちもあるので見守ってはいますが、言い訳ばかりする長男にどう接していけばいいのでしょうか?
<江原からのアドバイス>
江原:シンプルに物事を考えましょう。息子さんは通信制の高校を卒業して就職しましたが、問題は仕事が続かないこと。学校は卒業されているわけですし、要するに仕事が続かないだけ。仕事が続かなくても、食べていけるだけの余裕があればいいわけです。
世の中には、そういうお宅もあります。直接の知り合いではないのですが、私の知っている人にすごい豪邸で暮らしている方がいて、そこの方は働いた経験がないそうです。親御さんが資産をお持ちなので、働く必要がないんですって。そのお宅の流儀なので、良いか悪いかを言う権利はないですよね。
相談者さんのお宅の話に戻します。「息子さんが働かないこと」ではなく「今後、息子さんを養ってあげられないこと」が問題なのであれば、息子さんが働きに出ざるを得ませんよね。「ちゃんと家にお金を入れてください」と言っても、それが無理なのだったら「出て行っていただくしかない」と伝える必要があるのではないでしょうか。
ここで大事なのは、「働かなければいけない」という考えは違うということ。世の中には働きに出ることもままならない方もいるわけです。まずは「人は働かなければいけない」と決めつけてはいけません。(息子さんが)健康であって自立できる素材を持っている、働けるのにもかかわらず働かない、しかし(養い続けられる余裕がなく、本人に)経済活動をしてもらわないといけないということでしたら、「あなたのことをずっと見てあげられないよ」ということをきちんと伝えて、話し合うべきではないかなと思います。
ご主人に相談しても「早く次の仕事を決めろよ」と言うだけというのは、乱暴なようですが、余裕があるのでしょうかね?
奥迫:そうですね、切羽詰まっているということではなさそうですよね。
江原:話は変わりますが、今の世の中、お仕事をすぐに辞めてしまう方って多いそうですね。住む家はあって、とりあえずは食べられるから。昔のように「食べていかなければいけない」という感じではないようです。
「何とかしてでも自立しなければ」とか「家賃を払わなくちゃいけない」とか、やれなんだとかって思うと、四の五の言っていられませんものね。
奥迫:言っていられないですよね。私もそういう時期がありました。
江原:そうですね。そう思うと今の若い人ってある意味で幸せだけれども、ある意味では不幸なのかもしれないですね。
江原啓之、奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「価値があるから生きるのではなく、生き抜くことに価値があるのです」
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8月20日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年8月28日(月) AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/