「RingRing(リングリング)」の代表、津島裕子さんにお話を伺いました。
「制服おさがりショップRing」では、青森市内の中高
私立・公立合わせて約20校の制服を取り扱っています。
値段は、正規の価格と比べて非常に安く販売しています。
シャツ・ブラウスは、校章の有無に関わらず一律500円。
ジャケットやパンツ、スカートは4000円。
商品を集めることはとても大変なのだそう。
卒業後は箪笥の肥やしにしてしまっている方も少ないくないと思います。
そういった卒業生から、今必要な現役の学生にうまく渡っていくようにという思いを込めて
「Ring」という店名にしました。
3年前から月に一度、子供服のお下がり会を主催する津島さん。
毎月開催する中で、多くの保護者と知り合いました。
会話の中には「制服が高くて大変」という声が多く聞こえてきたそう。
実は青森市は「女子用の学校制服の値段が全国で最も高い都市」
という総務省による調査結果が出ています。
経済的にもなんとかできないかという思いを抱き始めてた津島さん。
「Ring」をOPENしたきっかけは、元の店の持ち主が「制服のお下がり店」を閉店すると知ったこと。
辞める際に、その方の持っていた制服の在庫を全て引き取りました。
そこから、出店できる場所を探していきました。
「制服が処分されてしまうことはあまりにも勿体無い」と感じた津島さん。
普段着のお下がり会は実施していましたが、継続する為の経済的な面、
自分の店を持つということ、制服は本当に需要があるのか?など
多くの不安があったそうですが周りの後押しもあり、6月に店舗を持つことを決心しました。
「多くの人に知ってもらいたい。
毎日着るものなので、気持ちよく学校に行ってほしい。
困った時には、Ringがあることを思い出してもらえるような存在になりたいです。」
と話してくださいました。
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「制服おさがりショップRing」
毎週土曜日10~13時OPEN
青森市長島3−4−12
instagram:こちら