山崎怜奈（れなち）がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。（ダレハナ）」（毎週月曜～木曜13:00～14:55）。9月6日（水）の放送は、TOWA TEI（テイ・トウワ）さんをゲストに迎え、お送りしました。

（左から）TOWA TEIさん、パーソナリティの山崎怜奈

テイさんは1990年にDeee-Lite（ディー・ライト）のメンバーとして全米デビュー。1994年のソロデビュー以降は、活動の拠点を日本に移し、12枚のソロアルバムをリリースしているほか、プロデュースやサントラ制作など幅広く活躍しています。

◆所蔵するレコードは1万枚!?

まずは、この日の番組テーマ“渋谷”について聞いてみると、東京都・品川区育ちというテイさんは、何かあれば渋谷に行き、その後に神奈川県・横浜市に引っ越してからも休日には渋谷で遊んでいたとか。

そして、大人になってからニューヨークで7年ほど生活して、帰国するときも「“住むなら渋谷に近いほうがいい”と思って。なぜなら、当時はレコード屋さんが世界一密集していたから。なので、（帰国後は）池尻あたりに住んで、自転車で渋谷に行っていましたね」と振り返ります。

そんなテイさんが所蔵するレコードは、なんと約1万枚！ しかし、年に何度も断捨離したうえで1万枚程度に留めているそうで、余ったレコードは「若者にいきなり送りつけたりして」と笑います。

また、テイさんはジャケットだけを見て音源を聴かずにレコードを買う“ジャケ買い”もよくするそうで、それもあってか自身のアルバムのジャケットも毎回さまざまなこだわりが。6日（水）にリリースした新作『TOUCH』のジャケットも「めちゃくちゃオシャレ！ すごくかわいいし、これが並んでいるだけでワクワクする！」とれなちが絶賛すると、テイさんは「こういうのが並んでいるところを（自分が）見たいがために作っているところもありますね」と語ります。

◆2枚のアルバムを同時リリース！

テイさんは前述のアルバム『TOUCH』、さらには、初の全編インスト・ソロアルバム『ZOUNDTRACKS』を9月6日（水）に同時リリースしました。

『TOUCH』は、さまざまなゲストを迎えて制作されたもので、バラエティ豊かな楽曲を収録。例えば、「AKASAKA」という曲は東京・赤坂をイメージしたもので、「（赤坂には）あまり行かないんですけど、なんとなくイメージ的にちょっとエキゾチックというか“謎”な部分が多くて。後はバブルの頃のイメージも」と解説します。

一方、「初のインストで、一切ゲストを迎えずに1人でチマチマ作ったアルバムです」と語る『ZOUNDTRACKS』も多種多様な仕上がりで、例えば「FRESH!」という曲は「“家電量販店のCM”みたいなイメージで作った曲」とテイさん。すると、「まさか家電量販店のことを想像しているとは……すごいオシャレ！」とれなちは驚きを隠せません。

◆TOWA TEIが作る“軽井沢サウンド”とは？

今もなお楽曲制作に邁進するテイさんですが、その作り方は「古いものを聴いて新しいものを作る感じ」と明かします。そのため、最新の流行はあまり分からないそうで「僕は古いものを聴いて、新しいおっさんの軽井沢の音楽を作っています。軽井沢サウンドですね（笑）」と話します。

現在、住んでいる長野県・軽井沢町にある自宅は、1階にスタジオがあり、毎日レコードを聴いていたり、楽曲制作をして過ごしているとのこと。そこで、軽井沢の魅力を聞いてみると「帰国して最初は東京にいたんですけど、（東京は）工事の音とかが気になってしまって。静かになるまでサウナとかに逃げていたんですけど、やっぱり一番好きなのは静かなところ。鳥が鳴いているようなところのほうがいいですね」と話していました。

＜番組概要＞
番組名：山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時：毎週月～木曜 13:00～14:55
パーソナリティ：山崎怜奈