「自転車で行くフジロック」後半戦「恐怖感は尋常ではなかった…」野島裕史&伊藤健太郎が山道で感じた恐怖とは?

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。9月3日(日)の放送は、前回に引き続き、野島が声優仲間と作った自転車チーム「VOICYCLE(ボイシクル)」のメンバーで、声優の“イトケン”こと伊藤健太郎(いとう・けんたろう)さんをゲストに迎え、「第3回 自転車で行くフジロック、お疲れさまSP・後編」をお届けしました。


(左から)パーソナリティの野島裕史、伊藤健太郎さん



◆夜の山道、尋常じゃない恐怖感が…

野島:前回に引き続き「第3回 自転車で行くフジロック、お疲れさまSP」。今回は後編ということで、まずは僕と一緒にフジロック会場まで走ってくれた2人を紹介しましょう。この企画初参戦の伊藤健太郎くんです!

伊藤:よろしくお願いします! 今日こそゴールまでトークしましょう(笑)。

野島:そして、この企画の生みの親、小西プロデューサーです。

小西:よろしくお願いします。

野島:7月29日(土)早朝。都内某所からフジロック会場である新潟県・苗場スキー場まで総距離約175kmの自転車旅に出発した我々3人。先週の放送では群馬県・渋川あたりで道を間違え、ゴールまで60kmを残しながらも夕方5時。果たして会場まで辿り着けるのか……というところで時間が尽きてしまったのですが、さあ後編。5時になれば涼しいかと思いきや、まだ太陽があるんですよね……。

伊藤:昼間の暑さが残ったままだったね。ただ、山に入って緑が多いところでは陽が出ていてもマイナスイオンを感じて「ちょっと今、冷気がこなかった?」みたいな。やっぱり緑って大事なんだなってすごく思った。

野島:そうだね。都会の幹線道路を走っているときの暑さとは違うよね。その後、山に入って、夜7時くらいに群馬県の赤谷湖付近に到着。さすがにこの辺りはもう涼しくなっていて。

伊藤:だいぶ陽も落ちた感じがありましたね。だけど、この先は街灯が少なそうな道を走っていくことになるので、今度は夜間装備を考えながら走るというエリアでしたね。

野島:確かに。それまではそれぞれ、特に登りは自分のペースで走ろうと言っていましたけど、予想よりも暗くなってしまったので、3人で固まって走ろうという打ち合わせをしましたよね。

伊藤:そうですね。登りに入ると僕がアベレージを落としてしまうので、そこは申し訳ないと思ったのですが、まとまって3人で登れたのは非常に心強かったです。ありがとうございました。

野島:とんでもない。そして、群馬県と新潟県を結ぶ“三国峠”を登っていったわけですが、初めての三国峠はどうでした?

伊藤:夜の怖さを感じました。関東近郊は、言うても街灯があるところが多いんですよ。あんなに街灯が少ない夜道で、しかも登りというのは初体験だったので、先行したサポートカーが要所要所でヘッドライトをつけて待ってくれていたのが目印になって大きな安心感がありました。

あの辺りの道は滑落でもしたら本当に危険。もしひとりだったら、こんなメンタルでは登れないなって思いました。

野島:確かに夜の山道をひとり走るのは寂しいですよね。メンタル的にも不安になりますから。

伊藤:斜度としてはそこまできつい坂ではなかったんだけど、目から入ってくる情報によるメンタル的な負荷をすごく感じた登りでした。

街灯はないし、雪国ゆえの路面の荒れ方もあって、ライトを照らしているんですけど、路面のギャップが全然見えなくて。その恐怖感は尋常ではなかったですね。

野島:疲れもあって、反射神経も鈍っているなかで、最後の最後に全神経を集中して下っていた感じがしますね。

◆無事フジロック会場に到着!みんなで乾杯!

野島:そして、夜の8時半にようやく無事にフジロック会場に到着。ゴールした瞬間はどうでした?

伊藤:やっと着いたというのと、フジロック会場のライトアップを見たときに「ここからが今日のロケの本番だ!」と気持ちが新たになりました(笑)。

野島:僕らはその後、早速お風呂に浸かって。

伊藤:あれは気持ちよかったな~。

野島:汗をかきまくっていたので、サイクルジャージも真っ白でしたね。

伊藤:塩が結晶化しちゃって、みんな石灰がついているような感じになっていた(笑)。今回、経口補水液がどれだけすごいか分かったけど、僕は過剰摂取なんじゃないかって、途中で怖くなってスマホで調べちゃった(笑)。

普通はこんなにガブガブ飲むものじゃないから。でも、本当に(経口補水液に)助けられました。

野島:お風呂に入ってさっぱりして、フジロック会場に着いたところでイトケンはお腹が空きすぎて、「まずは何か食べたい! 飲みたい!」ってずっと言っていたんですけど、元気な小西プロデューサーは「早くFoo Fightersを観に行きたい」と(笑)。

とりあえず軽く食べながら、仮の乾杯をしてステージに向かったのですが、会場の盛り上がりがすごかったですね。

伊藤:僕はいわゆるフェスに参加するのが初めてで、それがいきなり日本で一番大きいフジロックっていうね。まあ全身で音楽を浴びるってこういうことなんだって思いましたし、すごい迫力でした。

野島:それから長谷川白紙、砂原良徳などを聴いて、会場でいろいろ食べて。

伊藤:とにかく生ビールがおいしかった!

野島:やっぱり外で、しかも疲れを癒すビールは最高でしたね。本来であれば、朝までフジロックを楽しみたいところだったんですけど、さすがにみんなの体も限界。車で帯同してくださったスタッフの方々もお風呂に入っていなかったので「ホテルに戻りましょうか」と。それが夜中の1時半でした。

伊藤:こんな時間でもチェックインさせてくれるんだって、さすがフジロック期間だと思いました(笑)。

野島:それでお風呂に入って、自販機でビールを買って、みんなで乾杯したわけですが、あのビールもおいしかったですね~。

◆自転車で行くフジロック、第4回は…!?

野島:翌朝は8時半頃に起床し、9時には東京に向けて出発。帰りは車だったわけですが、車に乗ると実感するんですよね。「よくもまあこんなに走ったな」って。これは“あるある”なんですけど。

伊藤:(帰りは)高速(道路)だからルートは違うとはいえ、12時過ぎには東京に到着。昨日の僕らのライド時間はなんだったんだっていうくらい、やっぱり車ってすごいですよね(笑)。

野島:それを言ったら元も子もないです(笑)。ということで、無事に帰ってきたわけですが、「自転車で行くフジロック」を初めて経験してみていかがでした?

伊藤:何よりもお2人と一緒に初めて通る道を200kmオーバーもライドできた楽しみと苦しみ、初体験の音楽フェス、あの迫力を体験できたこと、そして車のすごさを感じながら帰ってきたこと、本当に充実した2日間でした。ありがとうございます。

野島:小西プロデューサーは、総括や反省点はありますか?

小西:まずは大きな事故などもなく、あの暑いなか、会場に無事に着けたことがすごくうれしかったですね。あとは、自転車のすごさと楽しさを再確認できた1日だったなと思っています。

自分の足で、あれだけの距離を走れる乗り物なんてなかなかないですし、この番組がスタートした当初、野島さんがよくおっしゃっていた“自転車の可能性”を改めて感じました。

野島:僕も人生に残るような過酷な旅をこの3人でできたこと、共有できたことでよりチーム感が出たと思いますし、今回のライドは3人で一生語れますね。それぐらい濃密な2日間を過ごさせていただきました。そんな濃い旅を後日、動画でも配信する予定なんですよね。

小西:今、絶賛編集作業中でございます。

伊藤:その作業は大変そうですが。僕らはGoProを3台、ライド中にずっと回していましたから。でも、出来上がりを楽しみにしています。

野島:みなさまもぜひ楽しみにしていただきたいと思います。とにかく「第3回 自転車で行くフジロック」、無事に、安全に終わることができて何よりですが、来年もね!

伊藤&小西:……。

野島:あれ……!?

伊藤:第4回やりますかってことですか? それは……やりましょうよ(笑)。

野島:よかった~(苦笑)。

伊藤:今度は知ったコースを走る、次の試みができますからね、それが楽しみですし、来年の作戦会議も楽しみです(笑)。

野島:そうですね。僕はもうやる気満々ですので、小西プロデューサー、来年もよろしくお願いします。

小西:よろしくお願いします。

野島:時期は今年と同じですが、来年はもう少し暑くないといいなと期待しつつ。イトケンもこれに懲りず他の企画でもよろしくお願いします。

伊藤:いろいろなところに行きましょう!

野島:2週に渡ってありがとうございました!

9月10日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、2021年全日本女子ロードレースチャンピオン、植竹海貴選手をゲストに迎えてお届けします。お楽しみに!

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▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj

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