TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、ピンクの電話・竹内都子さんとソフトボール女子日本代表監督・宇津木麗華さん。ここでは、宇津木さんが大切にしている言葉について伺いました。
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(左から)竹内都子さん、宇津木麗華さん
◆監督として大切にしている言葉
竹内:ニンちゃん(宇津木さんの愛称)は指導者としても経験が長いし、選手としてもリーダーとして長くやっていたやんか。私は本当に、ニンちゃんの人間力がすごいと思っているのよ。心の美しさとか、人を包み込むような人間の大きさとか。
今まで会ったことがないぐらい素晴らしい人だなって思うんだけど、そのニンちゃんから見て“この人は人格的に素晴らしいな”って思った人っている?
宇津木:選手のときにずっと見ていたのは、プロゴルファーの岡本綾子さん。発言すべてが(質問に対する)ポイントを的確にとらえていて、“この人は違うな”とずっと思っていましたね。あと、若い頃に中国でリーさんという監督に育ててもらって、今は90歳ぐらいですかね。彼の人間性、優しさ、器の広さにすごく感動しました。
あとは、やっぱり宇津木妙子(うつぎ・たえこ)さん。私にとっては、先生であり監督であり、また友達であり、親(みたいな存在)でもあり……すべてに当てはまるんですけど(笑)。
世の中、誰しもが自分自身を応援できるわけじゃないけど、例えば、キツい言葉を聞いたときにどうやって切り替えていくか。それに対して妙子さんは「そこを気にしていたら前に進むことはできない。とにかく自分がやりたいことをやっていく、そこに集中していきなさい」と言ったんですね。
人間って、絶対に雑念があるじゃないですか。だけど、そういう優しい言葉を妙子さんにかけられたら気持ちも軽くなるし、「そうですよね」って理解できるというか、そこがすごく良かったですね。
竹内:落ち込んだり、思い悩むほうが時間の無駄やし、それよりも自分のやりたいことに突き進んでいくというか、前向きに考えていくっていう。
宇津木:相手も一生懸命考えて(私に)いろんな意見を出してくれるんだから、それをプラスに考えて「こうした意見もあるということは、自分が今やっていることが本当に正しいのか、多少なりとも考えないといけないな」って。
みんながみんな同じことをやれるとは思わないけど、スポーツは勝ちと負けしかないので、まずはとにかく勝つことを最善に考えて、期待に応え続けていきたいなと思っています。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00