お店ラジオ supported by スマレジ|人気ブランド「SHIRO」の新施設「みんなの工場」。地域創生の想いから、地域一番店へ！|AuDee（オーディー）

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2023/10/1人気ブランド「SHIRO」の新施設「みんなの工場」。地域創生の想いから、地域一番店へ！

『お店ラジオ』にようこそ！
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。

今週は、記念すべき放送100回目でした。
番組冒頭でお二人も話していますが、『お店ラジオ』を通じて、どんどんご縁が広がっております。これも、リスナーの皆様のおかげです！本当にありがとうございます。
今後とも、店舗経営にまつわる役立つ情報を発信していきますので、どうぞご贔屓に！

ということでゲストは、先週に引き続き、株式会社シロの代表取締役社長、福永敬弘さんでした。
株式会社シロは化粧品や香水の人気ブランド「SHIRO」を展開する会社なのですが、今年の春、創業の地である北海道砂川市に「みんなの工場」という新施設をオープンしました。
こちら、当然のことながら生産能力を上げるために作った工場なのですが、どうやら普通の工場とはちょっと違うそうなんです。
福永さんがおっしゃるには、「たんなる自分たちの工場だけじゃなくって、街が良くなる工場」とのこと。
一体どういうことでしょうか？
「砂川市って人口１万6000人の街でして、過疎化で人口減少に歯止めがきかないような状況なので、砂川市にお越し頂くきっかけを我々が提供できたら、人口が増えることはなくても減ることの抑制はできるかもしれないな…と思って。『みんなのすながわプロジェクト』というものを2年3カ月前に市民の皆さんとスタートさせ、工場の中にどんな機能があったらいいと思う？みたいなワークショップを重ねていき、今年の4月末にやっと完成を迎えたのが『みんなの工場』です」。
つまり、観光資源にもなる工場ということですね。具体的にどんな工場なのでしょう。
「一番大きいのは、製品の試作をしている開発の部署、いわゆるリサーチ&ディベロップメント。この部署も、全部ガラスで見えるようになっています。逆に言うと、リスクあるんじゃないか？っていうぐらい見えます（笑）酒粕の化粧水の酒粕を一生懸命に絞っている姿も見えますし、検品している姿も全て見えます」とのこと。
予約も必要なく、特別な動線があるわけでもなく、施設に入った瞬間から全てガラスで見えるようになっているのだとか。
また、「SHIRO」の香りを自分で足し合わせてカスタムフレグランスを作れるコーナーもあり、モノづくりの面白さを見て・体験することができます。
そして、市民の皆さんからの要望で、冬の間でも子どもたちが走り回れる空間を設置。
さらに、砂川市には漫画喫茶が一店舗もないとのことから、子どもたちが漫画を自由に読める図書コーナーがあったり、SHIROが運営しているカフェがあったり、工場だけでなく様々な機能を備えていると言います。
これは、かなりの地域貢献ですよね。すごい！

そんな株式会社シロの新工場、最初は地域創生のためでしたが、今では地域で一番の施設になっているのだとか。
「3カ月で10万人の方にお越しいただいて、GWだけでも2万人。北海道以外の方が17%ぐらいいらっしゃっているんですよ。SHIROのファンが方が、わざわざお越し頂いて。今後も、お客さまに来て頂きやすいコンテンツをどんどん作っていきながら、冬だろうとお越し頂ける世界を作りたいなと思っています」。
なるほど。それだけ人気なら、もっと売上げを増やすこともできそうですが…？
すると、「無理してロッドを増やさない」と福永さん。
「一部のお客さまの手には届かないっていう不便さはあるかもしれないけど、ちょっとした枯渇感があるぐらいが良いとは思っているので。だから、無理してロッドを増やすってことはないですね。製品が予想以上にバズった時は、もうちょっと作っておけば良かったなって思うときもありますけど（笑）でも根本的には、在庫をいっぱい抱えてそれを処分していくことに必死になって、そのために値引きという手段を選ばなきゃいけなくて…といった悪循環になるよりも、支持を頂ける新製品・限定製品を毎年必ずちゃんと一定数出していく。この循環をやっぱり守りたい。お客さまにご迷惑はおかけしているなぁとは思いますけど、余ったほうがいいのか、ちょっと足りないぐらいがいいのか、どちらかというと、51対49で足りないことのほうを選ぶことが、今の時代にとっては大事だと思います」。
それができるのも、やはり自社で工場を持っているという強みがあるからなんですね！

それでは最後に、いつもの質問です。
福永さんにとってお店とは？
お答え……「お店とは、学び舎」。
たんにモノを買って帰って頂くだけではなく、製品の使い方のヒントだったり、日常の楽しみ方だったり、「何かを持って帰ってもらえる場でありたい」と、福永さんは語ってくださいました。
北海道砂川市にある「みんなの工場」、機会があれば是非一度足を運んでみてくださいね！

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