COSMO みらいかぜ

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#19 過疎化を救う「みなとバス」

FM青森、FM山形、ふくしまFMをネットしてお送りする、「COSMOみらいかぜ」。 より良い未来を目指してアクションされている方々に、お話を伺っていきます。

今回は、福島県の会津若松市湊町のNPO法人
「みんなと湊まちづくりネットワーク」
事務局長の
鈴木隆良さんにお話を伺いました。

日本全国、半数近くの市町村が直面している課題。

それが「過疎化」です。

会津若松市湊町の人口はおよそ1550人ほど。高齢化率は、およそ41%です。

人口減少が著しく毎年約3%ずつ減少しています。
病院や食堂、カフェ、電車もなく、あるのはコンビニが1軒と湊町の中心部だけを走る、2時間に1本程度の路線バスのみ。
移動も困難で、町からの人の流出が懸念されます。

そんな地域で活動をおこなっているグループが、

鈴木さんが事務局長を務める「みんなと湊まちづくりネットワーク」です。


その活動の中心が「みなとバス」。

地域住民が自ら企画運営する、湊地区内だけを走れる地域内交通です。
自宅から路線バスのバス停まで人を運ぶ「路線バス接続便」や地域内なら行きたい場所に行ける「地域内用足し便」があり
コンビニや、公民館、親戚のお宅などへも送迎しています。
料金は一律で300円。1ヶ月で1000円という金額も利用しやすい設定になっています。

さらに「みなとバス」には大きな特徴が2つあります。


1つは「車を走らせるエネルギーが、地産地消であること」

「みなとバス」は地域の風力発電事業者であるコスモエコパワーが寄付したハイブリット車です。
充電についても、その風力発電所で発生した電力を無料で直接充電しています。
これがまさに「エネルギーの地産地消」であるとして、環境大臣賞を受賞しました。

もう1つは「バスそのものが、走る美術館になっていること」。

「みなとバス」に地元の保育園児・老人ホーム利用者・小中学生に絵を書いて貰い、
それをマグネットシートにして、貼り付けて運行するというもの。
貼り付け期間が終了したものは、ご家族に返還し自宅で展示するなどして
子供の保護者や、地域の方々に楽しんで頂く取り組みです。


鈴木さんに今後のビジョンについて伺いました。

「我々の地域づくりビジョンの目標である「みんなと地域が輝き続けるまち」を目指しています。

子供からお年寄りまでが、それぞれ自ら考え行動しそして元気になって、
地域全体がずっと輝き続けるられる「湊町」になって欲しいと思っています。
そして、そのプラットホームがこの「みなとバス」だと考えています。」と話してくださいました。