今回注目したのは、山形県遊佐町で10月29日に開催となる「鮭のつかみどり大会」です。
遊佐町の恒例イベントとして知られ、今年で28回目になります。
NPO法人「遊佐鳥海観光協会」事務局長の髙橋務さんにお話を伺いました。
「鮭のつかみどり大会」は、清流「月光川」の河川公園の水路を堰き止め、
そこに鮭を放流し、荒々しく泳ぐ大きな鮭を捕まえる、ダイナミックな体験イベント。
鮭のサイズは70センチにもなり、大人でも掴むのは一苦労だとか。
イベントはつかみ取りの他に、
鮭のさばき方実演やちびっこ鮭ふれあいコーナー
ペットボトル風車づくり体験ブースなどが設置されるなど盛りだくさん。
遊佐町と鮭との縁は縄文時代にまで遡ります。
月光川河口近くにある縄文時代の遺跡からは鮭の骨や当時の道具が発掘されていたり
江戸時代後期からは鮭の孵化事業が始まるなど、長い歴史があります。
髙橋さんは
「鮭は4年間かけて、遡上し、その命をいただくことになります。
鮭の帰ってこれる河川の環境をこのイベントを通じてぜひ感じてもらいたいです。」
と話します。