手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。10月7日(土)の放送では、東京大学 地震研究所付属地震火山情報センターの佐竹健治(さたけ・けんじ)教授に、「津波警報・津波注意報」について伺いました。
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10月5日(木)、鳥島近海を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生しました。これにより伊豆諸島に「津波注意報」が出され、八丈島では30センチの津波が観測されました。また、気象庁は「1週間程度は地震に注意してほしい」と呼びかけています。
今回の地震について、佐竹教授は「今まであまりなかったような珍しい地震です。今週になって、マグニチュード6クラスの地震が立て続けに発生しており、今後も同じような地震が続く可能性があります。ということは、今回と同様の形で『津波注意報』がまた出される可能性もありますので、発令された場合、海のなかにいる人は“すぐに海岸から遠ざかる”ことを意識しておきましょう」と解説します。
また、今回の地震は震度1以上の揺れが観測されなかったものの、津波注意報が出されました。この背景には、どのようなことがあげられるのでしょうか?
「(震度1程度は)誰も感じないような地震ですが、マグニチュードは6.6なので、津波が発生する可能性があるため『津波注意報』が発令されたということです。例えば、チリなどで非常に大きな地震が発生した場合でも、日本に津波がやってくる可能性もあります。なので、海岸で感じた揺れが小さくても、遠い場所で起きた地震によって津波がやってくることもありますので、『津波注意報』が発令されたら注意しましょう」と佐竹教授。
今回のように、地震を体で感じなくても津波警報や津波注意報が発令されたら、ただちに海岸から離れましょう。そして、可能な限り高いところ(近くの高台、津波避難タワー、津波避難ビル)へ避難し、津波警報・津波注意報が解除されて安全が確認されるまでは、海に近づかないようにしましょう。
津波は想像を超える速さ、想像を超える場所からやってきます。津波から身を守るためには、日ごろから津波に関する情報を収集したり、津波ハザードマップで家の近くの安全な避難場所を確認することが大切です。
<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋