2023.10.04~ ゲスト:岡田ケンゴさん & あらきゆうこさん②

第471回 ゲストは先週に引き続き、ロッキーこと、株式会社リプロの岡田謙吾さんと、ドラマーのあらきゆうこさん。

▼ 中小企業ロック
https://chushokigyo-rock.com

▼ 株式会社リプロ
https://www.ripro.co.jp

▼あらきゆうこ 公式webサイト
https://www.office-augusta.com/araki/

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岡田ケンゴさんの経営する、
プラスチック再生加工品メーカー:株式会社リプロは、
”世界で最もプラスチック製の境界杭を販売したメーカー”として、
ギネス世界記録に認定された会社です。

岡田「もともとは日本の国土調査や地図を作るための杭なんです。
   それをベースに土地の売買や、国境の管理もしているんですね。」

杏子「杭って種類があるんですよね?」

岡田「そうですね、石、木、それにプラスチックもあります。
   GPSがなかった2001年くらいまでは、一等三角点っていう杭があって
   そこから街の境界を測っていく、という形でしたね。」

株式会社リプロでは、廃棄プラスチックをリサイクルして、
年間およそ500万本の境界杭を生産。
また、土砂災害を検知するセンサー内蔵の杭や、
東日本大震災の地に設置して、復興の歩みを記録する情報杭なども開発されています。

杏子「今では、廃棄プラスチックをリサイクルって今は普及していますけど
   岡田さんの会社ではいつぐらいからですか?」

岡田「うちは、50年前から”もったいねぇ”と、やっていました。」

杏子「それは、じゃあお父上が?」

岡田「そうですね、お父上(笑)会長です。
   最近のテーマは、『環境と情報』『ゴミが人を救う』ということで
   廃棄プラスチックの杭の中にセンサーを入れて、
   土砂崩れの検知をして、その場所で何が起きているかをセンシングするというのを
   発明して、今やっていることです。」

杏子「すごい…ロッキーとか呼んでて、怖くなってきた(笑)」

松室「…ちゃんと社長さんですね(笑)」


そんな杭が主人公になっている絵本『8000キロを渡った杭 オーカスくん』も発売中。

この絵本は、和歌山県日高町の山にあった杭が、
夏の台風で流されて、1年半かけて旅をし、
8000キロ離れたアメリカ・シアトルのオーカス島へ流れ着き…というお話なんですが。
実は、このストーリーは、実話!!

偶然の出逢いによって、岡田さんの元に帰ってきた杭。
アメリカでも 「LITTLE ORCA’S 5000MILE ODYSSEY」 として読まれています。

松室「杭を拾った船長さんがどこから来た杭だろう、
   と見る初動がすごいですし、
   その杭を、アメリカまで取りに行く岡田さんもすごいですよ(笑)」

岡田「当時、日本のバッシング的な報道がアメリカであったんです。
   自然災害で、日本からアメリカまでゴミが届いている、どうするんだって。
   悔しいんで、1本でも取りに行きます、という姿勢で。杭屋のこだわりでした(笑)」

松室「この絵本だと、杭目線で旅するお話になっていて、
   さらにわかりやすいですね!」

岡田「本来、杭は2つの国を分ける、国境で分断する物ですけど
   杭で2つの国を繋いで欲しい、という思いもあります。」


ロッキーこと、株式会社リプロの岡田ケンゴさんが立ち上げた、『中小企業ロック』。

今年は、2023年11月11日(土曜)、岡山KURUN HALLにて開催予定です!

出演は、杏子、松室政哉、岡田ケンゴと日本のバンド、

そして9月30日開催の『草バンドコンテスト』の優勝者!
さらには、岡山スペシャルバンド(!?) も参加予定です。

   

  

M1.  泳いでゆけたら  /  リーガルリリー

M2.  WISEMAN-二つの祖国で-  /  岡田ケンゴと日本のバンド