COSMO みらいかぜ

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#25 農業とスポーツの関係

FM青森、FM山形、ふくしまFMをネットしてお送りする「COSMOみらいかぜ」。 より良い未来を目指してアクションされている方々に、お話を伺っていきます。

今回お話を伺ったのは、山形県天童市で

〈DEWA Valley Farm〉という果樹農園を営む東海林和哉さんです。

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生まれ育った天童市を離れ上京。

その後、18年過ごした東京を離れ、4年前に天童市にUターン。

農業について修行し、2021年に正式に果樹農園をオープンしました。

〈DEWA Valley Farm〉では主に、春先にはさくらんぼ、秋には葡萄、ラフランス。
その他、ももやりんご、最近ではアーモンドの栽培をスタートしています。
国産のアーモンドは珍しく、さほど手のかからない品種であることから、シェアを拡大していこうと考えています。

2015年にお祖父様が他界されたことを機に、一度地元の天童市に戻った東海林さん。
代々農家を営む家系だったこともあり、土地の相続なども含め
「いずれ自分が継ぐことになるのでは?」と、自分ごととして考えるようになりました。

当時、日本オリンピック委員会のスタッフとして働いていました。
オリンピック開催を機に、スポーツ業界を退くことを考えていたこともあり
就農について今一度考えるようになります。
様々な面から農業に未来を感じ、実家を継ぐことを決めました。

修行を積み、2021年に〈DEWA Valley Farm〉をオープンするに至ります。

農業とスポーツは文字通り、畑違いの仕事。
しかし、その2つには意外にも共通点があると話します。

「農業をスポーツに置き換えると分かりやすいと思っています。
農業も果樹経営も、すぐに結果が出たり、植えてすぐに実が獲れる訳ではありません。
長期を要し、投資であると考えています。
例えば、果樹をアスリートに置き換えてみます。
良い実を作ることがハイパフォーマンスなのであれば
いい実をつけさせる樹体を育てること=アスリートの体づくりになります。」

つまり、東海林さんは今、トップアスリートを育成しているということになります。

今後、東海林さんが思い描く農業についても伺いました。

「持続可能性という意味で、環境問題はもちろん意識しています。
地球温暖化対策としては、剪定枝を燃やさずにチップにして土に還しています。
また耕作放棄地については、鳥獣害につながることから土地に果樹を植えることで、
鳥獣の隠れ蓑を減らす取り組みをしています。」

11月に毎年天童市で行われる「天童ラ・フランスマラソン」の
コース整備に携わりたいと考えていらっしゃいます。

一見、農業とはあまり関わりがなさそうに思えますが、コースの約半分は農道。
高齢化も相まって、耕作放棄地も目立つようになってきました。
そこに果樹を植えることで整備し、ランナーにはより良い環境で走ってもらいたい、と話します。

また、農業を通して「ふるさと納税」など、他の事業にも好循環を生み出せるようにしたいと話す東海林さん。
天童市が活性化していくことを目標に、日々活動していらっしゃいます。


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