3/11(月)にお迎えしたゲストは・・・?

13時台では、
岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」
かつての松原を復活させる取り組みについて、
「高田松原を守る会」の会長 鈴木善久さんにお話を伺いました。

高田松原は日本全国で6つしかない、国の名勝松原の一つで、
夏には海水浴客でとても賑やかだったそうですが、
津波によって、7万本あった松林が1本を残して海になったしまったそう。

「高田松原を守る会」の発足は平成18年3月25日で、
発足の日的は、江戸時代の先人が田畑や街並みを高潮や飛びなどの吉から守るために、
荒れた砂地に松前を植え、その後の陸前高田の人々が守り伝えてきた高田松原を、
後世につないでいくことからだそう。

そして、2016年~2019年に9068本、2021年に9032本、
2016年~2021年までに植えた松苗の合計は1万本。
この植えられた松苗は、東日本大震災が起こる1年前の高田松原で拾われた
松ぼっくりから出た松のタネから育った600本の松苗と、
マツクイムシに強いクロマツ苗、9400本の、合計1万本だそう。

植えた松苗は、50年の歳月をかけて大きく成長をしていくそう。
これからも松の成長を見守っていきましょう。

「高田松原を守る会」では、寄付とボランティアを募っています。
詳しくは高田松原を守る会の公式サイトをご覧ください。

鈴木善久さん、ありがとうございました!

高田松原を守る会 HP
https://takatamatsubara-mamorukai.jp/


14時台では、
「おおくま日本酒プロジェクト」について、
大熊町農業委員会会長 根本友子さんお話を伺いました。


おおくままち日本酒プロジェクトの発足は
2020年に大熊町役場の若手社員が会津若松市と大熊町をつなぐ
何か形になるものを、と考えだされたのが日本酒だったそうで、
大熊町で酒米(五百万石)を栽培し、
会津若松市の「会津娘」というお酒を作っている、「髙橋庄作酒造店」で作られたそう。

この「帰望郷」という銘柄は、公募で決まったそうで、
300を超える応募の中から決めたそう。

毎年3月11日に販売がスタートして、今年も今日、3月11日に販売がスタート!
今年は2600本ほど作られたそうで、日本酒らしいお酒になっているそう。

「帰望郷」は大熊町内で3ヶ所、
会津若松市で、「会津娘」を取り扱っているお店で販売がされているそう。
大熊町、会津若松市を訪れた際はチェックしてみてくださいね。

根本友子さん、ありがとうございました!

純米吟醸酒 帰望郷 詳細
https://kibokyo.com/


15時台では、
東京工芸大学 中野キャンパスで発表されている、アートプロジェクト
映像インスタレーション『51分と13年』について、
制作者の東京工芸大学 教授 野口靖さんと
映像作家 三行英登さんのインタビューした模様をお届けしました。

こちらは、地震発生から津波襲来までの51分間に、
宮城県石巻市の大川小学校で起こった津波による死亡事故を題材としたアートプロジェクトで、
関係者への取材を重ね、事実に限りなく近いフィクションで、
大川小学校事故の中にある問題について多角的な視点で描かれているそうです。

この映像インスタレーション『51分と13年』は、3月17日(日)まで、
東京工芸大学 中野キャンパス 6号館 地下1階ギャラリー(6B01)で公開されています。
ぜひ、足を運んでみてください。

「51分と13年」 展示詳細
https://miyukihideto.myportfolio.com/op