COSMO みらいかぜ

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#51 「日本酒SAKEサーバー」を開発した「小嶋総本店」

FM青森、FM山形、ふくしまFMをネットしてお送りする、「COSMOみらいかぜ」。 より良い未来を目指してアクションされている方々に、お話を伺っていきます。

今回お話を伺ったのは、山形県米沢市で代々酒蔵を営む

「小嶋総本店 」の第24代の蔵元、小嶋健市郎さんです。

米沢の地で受け継がれる日本酒「東光」でお馴染みの酒蔵ですが 

環境にやさしい「東光 フレッシュSAKEサーバー」を開発して、販売を始めました。

サーバーと言っても色々な形を想像しますが

「東光 フレッシュSAKEサーバー」は、

バッグインボックスと言って、日本酒が入ったパウチのバックが紙のボックスに入っている状態。

図1.jpg

外に蛇口がついていて、直接お酒を注ぐことができます。

ワインなどで見かけたことがある方もいるかもしれませんが

日本酒での販売はまだまだ少ない状況です。

小嶋総本店では、一升瓶やワインボトルサイズの4号瓶を中心に販売していますが

家庭では「冷蔵庫に入らない」「瓶を捨てられる日が少なくて溜まってしまう」という声があります。

また、一升瓶は飲み終わった後酒屋でのリユースが可能ですが

世の中のほとんどの酒瓶は割って砕き、溶かして再度、瓶に成形しています。

ガラスを溶かすほどの高温で処理するため、多くの燃料を消費し

ペットボトルほどの環境負荷にするためには7回繰り返し使わなければならないと言われています。

しかし実際、7回繰り返し使う前に瓶は壊れてしまう。

「瓶は美しく素敵だけれど、瓶ではない選択肢もあるのでは?」と考え、

海外で浸透しているバックインボックス型のサーバーに注目し、今回の「東光 フレッシュSAKEサーバー」が誕生しました。

そんな小嶋総本店は昨年、東日本にある日本酒の酒蔵としては初めて 

日本酒の製造における二酸化炭素の排出量「実質ゼロ」を達成 しています。

山形県は比較的北の方に位置していても、年々夏の暑さはひどくなるばかり。

そして、その暑さはお米の品質低下につながってしまいます。

小嶋総本店でも、秋に米の品質を確認しているという状況。

農産物を利用する立場として気候変動の影響を感じ

自分達が何ができるかを考え、行動し始めていらっしゃいます。

東光 フレッシュSAKEサーバー」は完成しましたが

まだまだ原料・容器・輸送に対して抱えてる課題は山積み。

お酒の魅力を楽しみながら、色々な角度での改善に取り組みたいと話す小嶋さん。

冬は豪雪地帯の米沢市。寒いところでできたお酒ならではの繊細でクリーンさを持ちながら

内陸のお酒らしい厚みを、晩酌・食中酒として楽しんでいただきたいと話してくださいました。

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「小嶋総本店 」のHPはこちら!