今回のLEGENDS 岩崎宏美~シアワセノカケラ~、ゲストにキャバレーアーティストのトシ・カプチーノさんがお越しくださいました。
NYを拠点に活動をするトシ・カプチーノさんが、4年前岩崎宏美さんの名曲集で構成されたキャバレーショーを開催。その公演を宏美さんがチケットをとって観に行かれたことが出会いのきっかけだそうです。
当時、デビュー40周年を記念したニューヨーク公演の真っ最中だった宏美さん。
通訳として同行した息子さんと2人で、観に行った思い出深い日だったそう。一方トシ・カプチーノさんは宏美さんのデビュー当時からのファンで、まさかのご本人登場に感激、裏も表も大変慌しかったそうですよ。
今や宏美さんはトシ・カプチーノさんのことを“カプちゃん”と呼ぶほどの間柄に。
今回は、お二人の軽快なトークから、NYでの暮らしぶりなどさまざまお伺いしました。
元々は舞台の裏方で活動していたトシ・カプチーノさん。23歳ごろまでは歌うことを封印して、自身がゲイ(同性愛者)であることを隠し怯えながら生活をしていたそうです。
そんな中NYへ行き、本場のブロードウェイを体験。そこで出会った自分と同じ同性愛者のみなさんは本当に自由に、自分自身を表現していたそうです。
「それを見て“あ、自分もやっていいんだな”って感じたんです」
それからブロードウェイの演出家・プロデューサーなどなど様々な方に推薦状をもらい、NYに拠点をうつしてから4年、米国特別永住権を取得し本格的にNYで活動をされています。
アメリカへ渡った当初は義務教育レベルの英語しかできなかったというトシ・カプチーノさん。
英語力上達の秘訣は恋人……ではなく、広い交友関係だそう。
トシ・カプチーノさん曰く、恋人同士の会話は“Good morning~”くらい。決まった会話ではなく、常に違った話題の輪にいないと上達しないそうです。
トシ・カプチーノさんは、ニューヨークキャバレーショー20周年公演『まるごとニューヨーク』の公演を終えたばかり。
2月の神戸公演を皮切りに、福岡、熊本、大阪、東京、大分で上演。
本場ブロードウェイでミュージカルを年間100本以上も観続けて来た男、トシ・カプチーノさんが、ニューヨークにて開催した初のキャバレーショー「ブロードウェイに連れてって」は即完売。
以降、あのライザ・ミネリも歌ったキャバレーの老舗や三島由紀夫がお忍びで訪れたダウンタウンのDUPLEXで歌い続けて20年という節目を迎えられました。
昨年は珠玉の昭和歌謡を集めた「ザ・ベストテン和謡」ショーで、地元ニューヨークだけでなくシアトル・ロサンゼルスなど英語で全米ツアーを成功させ、日本においては東京・熊本・福岡で満員御礼、追加公演までもソールドアウトの大評判でした。
そんな中、今年はブロードウェイの舞台に刺激されて始めたキャバレーショーの20周年を記念して、テーマは「まるごとニューヨーク」です。
JAZZ、アメリカンポップ、ブロードウェイ、オリジナルとニューヨークを謳った曲構成で、おまけで昭和歌謡もお届け。
笑いあり、涙あり、感動あり、文句なしに元気になれる90分間の極上のエンターテイメントになること間違いなし!
放送では他にも、トシ・カプチーノさんの中の“歌謡曲”や、お母様が観にこられた東京公演でのお話など、さまざま展開されました。