2024年6月1日

西村由紀江のSmile Wind

2000年から2年に1度、
知床の漁師さんが、手作りで温かなコンサートを開いてくださっていました。

 

2020年に、20周年の一区切りとして盛大に開く予定でしたがコロナで延期。

このたび2024424日に「西村由紀江 with三四朗」が開催されました。

 

ニューヨークの街角演奏を原点とし

国際色豊かに活動を続けているサックス奏者の三四朗さん。

知床での共演は今回で4度目となりました。

 

 

コンサートの前日には、斜里町ウトロ地区で行われた

知床観光船沈没事故から2年の追悼式に出席、献花をさせていただいた。

 

また、斜里町役場では三四朗さんと献花と献奏。
讃美歌のアメイジンググレイスと三四朗さんがこの日のために書いた曲
「海と薔薇の物語」を演奏しました。

 

 

24日のコンサート会場は、ゆめホール知床。生音が素晴らしく響くホールです。
1曲目は、知床の海に祈りをこめて、アベマリアからスタート。

 

続いて、情熱大陸に出演した時のエピソードを話して「誕生」を披露。

漁師さんなど地元の人たちやコンサートをご一緒した子供たち

情熱大陸に出演した時の写真をスクリーンに映しながら演奏しました。

 

 

2005年に知床が世界自然遺産に登録された時のお祝いとして作った曲

「いとしき知床」は、地元の4人の方に歌っていただいた。

 

そのうちのお一人は、情熱大陸のロケで小学校を訪ねた時に、

ピアノを弾いてくれた女性。 

当時小学1年生だったそうで実に24年ぶりの再会となりました。

 

もう一人は「いとしき知床」の歌のオーディションをした時に応募くださり、
最後の2人まで残った方でした。

 

あたたかく、やわらかな歌声に胸がいっぱいになりました。

 

 

歌詞は公募作品の中から決定されましたが、

歌詞を書いてくださった女性は昨年お亡くなりになっていて、

コンサートの前日にお参りにうかがいました。

 

コンサートの実行員でリーダー的な存在の漁師さん3人のうち、

2人が天国に旅立っていて、お2人のご自宅にも伺い、ご挨拶をさせてもらいました。

 

 

今回、知床に伺ったのは、これまでお世話になった漁師さんをはじめ地元の方々に、

演奏を通じてお礼を伝えたいという想いもあって、とても有意義な時間でした。

 

6年ぶりの知床は、やはり素晴らしい街でした。


IMG_5419.JPG


********************************

番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。

メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。


「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。
「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。
エピソードと一緒にご紹介します。

被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、
震災でピアノを失った方からのご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。

お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com

あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。