「COSMOみらいかぜ」最終回となる今回ですが
お話を伺ったのは、一般社団法人「あおもりウォーズ」代表理事の中田創さんです。
昨年に青森県の水産振興課が主催した地域座談会で県内各地の漁師が集結。
青森県が抱える、水揚げ量の減少や漁師の高齢化など
さまざまな問題を解決すべく話し合いが行われました。
そこで意気投合した仲間が集まってできたのが「あおもりウォーズ」。
水産品のPRや販路開拓をメインに活動しています。
現在は、7名。
漁師や流通業界経験者、水産の加工業者などがいます。
中田さんは元々、東京で自治体や食品会社のコンサルタント会社に勤めていました。
ある時、青森県六ヶ所村から「一次産品のブランド化をしてほしい」と依頼があります。
そこから約3年、毎月六ヶ所村に通うように。
そこで出会ったのが橋本さんという漁師。
橋本さんが仲買の資格を取るというタイミングで共に起業しました。
それが青森に水産の世界に飛び込み、青森へ移住することになるきっかけです。
漁業をしながら水産品の魅力を広める「あおもりウォーズ」ですが
今後は「漁業」ではなく「海業」という形の捉え方で活動をしていきたいそう。
中田さんが思う「海業」とは、漁だけではなく魚釣り体験や、
魚食普及など海に関わるもの全てを指します。
また「漁師はかっこいいんだ、という面を見せていけば
若い人も漁師に憧れるようになるとおもう。」と感じていらっしゃいます。
これからは漁師自身が、自身でとった魚を水産資源ととらえ、
鮮度や価値向上に努めながら、水産の未来を明るく変えていけるように今後も活動していく、
と話してくださいました。
水産業に身を置くようになり日々、楽しさを感じていらっしゃる中田さん。
「明るい未来しかない」と水産業の可能性をお話しくださいました。