私が通っていた大阪府豊中市立克明小学校。
今年の5月27日に「150周年の集い」が開催され、コンサートをしてきました。
明治7年創立という豊中市の中で1番歴史のある小学校で、
克明とは「すぐれた人の道をよく勉強して明らかにする」という意味があって、
学校の名前に地名が入っていないのも大変珍しいそうです。
久しぶりに訪れて、まず感じたのは運動場の広さ。
子供の頃に広く感じていても大人になってから訪れると小さく感じるものですが、
今見ても広さを感じました。
運動場越しに電車が走っているのが見えるのも、当時のまま。
校舎から屋根付きの渡り階段を下りると体育館があるのも記憶のままで
なんだか嬉しくなりました。
渡り階段の脇で、ゴム跳びや縄跳びの二重飛びをしたことを思い出しました。
生徒さんの数は、およそ400人。
式典は朝10時から、まず6年生の生徒さんたちの太鼓の演奏でスタート。
直径30センチほどの太鼓に、一人一人がカラフルにペイント、
絆や炎、愛など文字も書かれていて華やかでした。
70人ほどの生徒さんが一斉に叩くので、かなりの迫力。
途中でリズムが不規則になったり、二手に分かれて異なるリズムを叩いたり、
緻密で素晴らしいアンサンブルでした。
豊中市長さんなど来賓の挨拶の後は、克明小学校の150年の歩みの映像。
私が子供の頃に見た風景も出てきて、ますます懐かしい気持ちになりました。
そしていよいよコンサート。私は1曲目からリラックスモードでした。
クイズコーナーでは阪急電車の発車音やホームの接近音など、
大阪ならではの音も出題。
1年生から6年生まで全員手を挙げているのではと思うほど盛り上がりました。
克明小学校では、ぽかぽかの木をシンボルとしていて、
体育館のドアの上にもぽかぽかの木の絵が描かれています。
ぽかぽかの木とは、友達から心がぽかぽかする言葉を言われたら、
コメント用紙に書きこんで、張り付けていくというもので、
克明小学校のぽかぽかの木には、「あいさつをして、お互いの言葉を交わすことで
心をぽかぽかに」というテーマがあります。
その、克明小学校ぽかぽかの木のイメージソング
「ぽかぽかのうた」を生徒さんたちが手話つきで歌ってくれました。
最後は校歌。
校歌は子供の頃からメロディが素敵だなと思っていました。
ホームページにも楽譜が載っていなかったのですが、
自分の記憶を辿りながら楽譜を書いてみると、あっという間にできあがりました。
子供の頃の記憶ですが、いまでも鮮明でした。
校歌がいかに素晴らしいか、歌詞のアゲポイントを熱く語ってから
はじめはピアノだけで演奏、途中から生徒さんに歌ってもらいました。
50年前に通っていた学校で、まさかお祝いのコンサートができるとは、
いい思い出になりました。
自分のルーツを訪ねる、貴重な経験でした。
これからの時代を担う50歳近く後輩の子供たちに音楽の楽しさを感じてもらえたら
幸せです。
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