『PERFECT DAYS 』

今日ご紹介する映画は・・・

トイレの清掃員として働く男性の日常と、日々の小さな揺らぎを丁寧に追ったヒューマンドラマ

監督:ヴィム・ヴェンダース

出演:役所広司、柄本時生、中野有紗

<ストーリー>

渋谷で公共トイレの清掃員として働く平山は、古いアパートに一人暮らし。

毎日同じ時間に起きて、カセットテープで音楽を聴きながら、車で渋谷に向かう日々。

仕事では同僚に呆れられるほど、トイレをピカピカに磨き上げ黙々と作業をこなします。

ランチは決まって神社のベンチでサンドイッチとパック牛乳。

仕事終わりで銭湯へ行き、いつもの居酒屋で同じメニューを頼み、読書をして寝る・・・

というのが、変わらない日課になっていました。

同じことの繰り返しにみえる淡々とした日々を送る平山ですが、

毎日違う表情を見せてくれる空のように、全く同じ日は1日としてなく、

彼を取り巻く人たちに時々、心を揺さぶられながらも日常の中に幸せや喜びを見つけていくのです。