「モーツァルトの生まれ変わり」と呼ばれた作曲家がいます。

その作曲家は、加藤旭さんです。

加藤旭さんは、小児がんと闘いながら作曲を続けますが、

脳腫瘍が見つかり2016年5月20日で亡くなりました。16歳でした。

その加藤旭さんが残してくれた曲を演奏するコンサートを、青森で開催します。

日程は、8月25日

場所は、青森県弘前市「岩木文化センターあそべーる」

タイトルは『全国小児がんチャリティーコンサート in 弘前』です。

このコンサートは、

「ＮＰＯ法人 日本小児がん研究グループ（ＪＣＣＧ）」の活動支援を目的に、

「音楽を通じて、小児がんについての理解と地域社会とのつながりを深め、

がんと闘う子どもたち・家族の未来が輝くことを願って」をテーマとした、

全国小児がんチャリティーコンサートで、

主催は、「一般社団法人　旭くん光のプロジェクト」です。

「一般社団法人　旭くん光のプロジェクト」は、

小児がん患者とその家族へのサポート、そして医療現場の改善を中心に、

医療・音楽・教育の３つの柱を事業活動としており、

「ＮＰＯ法人 日本小児がん研究グループ（ＪＣＣＧ）」の活動にも

積極的に支援をしています。

それではここで、加藤旭さんについてご紹介させていただきます。

脳腫瘍で亡くなる16歳までに約500曲を作り、

その才能はプロから「モーツァルト以上」と称賛された加藤旭さん。

3歳からピアノを習い始め、4歳の時には作曲をしていました。

6歳のころにはオーケストラの譜面も書き始め、

7歳の時には合唱曲「くじらぐも」を作詞作曲。

10歳までに約500曲を作曲したそうです。

毎年サントリーホールで行われている、

東京交響楽団「こども定期演奏会」のテーマ曲に作品を応募。

2006年と2009年に採用されるなど、

プロの音楽家も驚くほどの才能を持っている加藤旭さんでしたが、

2013年、13歳の時、病院で小児がんと診断されます。

5回の手術と抗がん剤治療、放射線治療と苦しい治療が続きますが、

2015年、加藤旭さんは、完全に視力を失ってしまいました。

寝たきりの状態になりますが、リハビリで少しだけ動けるようになると、

欠かさず鍵盤へと向かって曲作りをしたそうです。

この頃加藤旭さんが希望もあり作った曲をCDにする事が決定しました。

そして加藤旭さが5歳～10歳までに作曲した27曲を収録したCD

『ひかりの行進』が2015年5月に完成。

加藤旭さんが、闘病生活を綴った日記には

「自分の作った曲を、何かの役に立てたい」と書かれていたそうです。

2016年5月20日。

「モーツァルトの生まれ変わり」と呼ばれた作曲家の加藤旭さんは、

脳腫瘍との闘病の末、16歳で帰らぬ人となりました。

加藤旭さんの想いは、「一般社団法人　旭くん光のプロジェクト」を通じて、

小児がん患者とその家族、そして医療現場など、多くの人に寄り添っています。

 今回、加藤旭さんの曲をコンサートで演奏するにあたり、

加藤旭さんが辿った生涯をまとめた本

『十六歳のモーツァルト 天才作曲家・加藤旭が遺したもの』を

読ませていただきました。

加藤旭さんの音楽的才能について、家族の想いと葛藤として母親が語った「加藤旭さんの本当の強さ」や死の直前まで「何が遺せるか」を考え続けていたことなどが綴られていました。

十六歳のモーツァルト 天才作曲家・加藤旭が遺したもの』を

読ませていただき、加藤旭さんの想いが曲に込められているんだと感じました。

コンサートでは、加藤旭さんの想いも一緒に演奏したいと思います。

改めて、加藤旭さんが残してくれた曲を演奏するコンサートについて

ご紹介しましょう。

『全国小児がんチャリティーコンサート in 弘前』

テーマは、

「音楽を通じて、小児がんについての理解と地域社会とのつながりを深め

がんと闘う子どもたち・家族の未来が輝くことを願って」です。

主催は、一般社団法人　旭くん光のプロジェクト

日程は、8月25日。

場所は、青森県弘前市「岩木文化センターあそべーる」

 
地域の小中高生・団体で構成されるスペシャル合唱団とのコラボレーション、

加藤旭さんの「くじらぐも」をはじめ、

小児がん治療支援チャリティーライヴ『LIVE EMPOWER CHILDREN』のテーマ

「My Hero～奇跡の唄～」を披露します。

気になる方は是非お越しください。

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