2024年8月31日

西村由紀江のSmile Wind

全国的にも有名な青森県のねぶた祭りですが、

3種類あるのをご存じですか?

 

1つ目は、青森市などで行われている、ねぶた祭り

2つ目は、弘前市などで行われている、弘前ねぷた祭り

3つ目は、五所川原市で行われている、立佞武多祭り

 

山車灯籠の違いだけではなく、お囃子や掛け声、開催時期もそれぞれ異なります。

 

 

青森ねぶたは、毎年827日まで青森市中心部で行われる夏祭り。

山車灯籠は、3Dの立体型で、大きさは、幅がおよそ9m、高さがおよそ5m

大きなステージの上に、人形をかたどった大型の灯籠が乗っています。

 

弘前ねぷたは、毎年81日~7日まで開催。

山車灯籠は、扇形の平面に絵画を描く2Dスタイルで、上品かつ華やか。

 

五所川原の立佞武多は、毎年84日~8日まで開催。

山車灯籠は、高さ約23m、重さ約19tにも及ぶ巨大な人形灯籠です。

 

 

なぜ、ねぶたの話をしているのかというと、

北海道知床の斜里町と青森県の弘前市が友好都市で、

「弘前ねぷた」で繋がっていたことを知ったからです。

 

 

弘前ねぷたが海を渡ったは、およそ200年前に起こった

津軽藩士殉難事件(つがるはんしじゅんなんじけん)に由来します。

 

1807年、江戸時代後期。北海道周辺に出没するロシア船に備え、

幕府から斜里での警備を命じられた津軽藩士72名が、

飢えと寒さにより30人以上が犠牲となりました。

 

その後、この歴史的事実が知られるようになり、

1972年(昭和47年)に慰霊碑が建立されました。


このことが縁となり、1983年、昭和58212日に

弘前市と斜里との間に友好都市の盟約が交わされ、

門外不出だった「弘前ねぷた」を伝授。

「しれとこ斜里ねぷた」が初めて開催されました。

 

そして今年も、「第42回しれとこ斜里ねぷた」が、

71920日の2日間で開催しています。

 

私にとって、とても縁のある斜里が「弘前とねぶた」と繋がっていることを

4月に斜里を訪れた際に知りました。


ねぶたといえば、来月、五所川原の立佞武多の館でコンサートをするんです。

 

立佞武多の館 会館20周年記念コンサート ~西村由紀江 ピアノコンサート~

ゲスト、津軽笛奏の佐藤ぶん太さん

日時、925()、整理券配布/1630、開場/1745、開演/1815

会場、青森県五所川原市「立佞武多の館」

 

ご興味のある方はぜひお越しください。

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