全国的にも有名な青森県のねぶた祭りですが、
3種類あるのをご存じですか?
1つ目は、青森市などで行われている、ねぶた祭り
2つ目は、弘前市などで行われている、弘前ねぷた祭り
3つ目は、五所川原市で行われている、立佞武多祭り
山車灯籠の違いだけではなく、お囃子や掛け声、開催時期もそれぞれ異なります。
青森ねぶたは、毎年8月2~7日まで青森市中心部で行われる夏祭り。
山車灯籠は、3Dの立体型で、大きさは、幅がおよそ9m、高さがおよそ5m。
大きなステージの上に、人形をかたどった大型の灯籠が乗っています。
弘前ねぷたは、毎年8月1日~7日まで開催。
山車灯籠は、扇形の平面に絵画を描く2Dスタイルで、上品かつ華やか。
五所川原の立佞武多は、毎年8月4日~8日まで開催。
山車灯籠は、高さ約23m、重さ約19tにも及ぶ巨大な人形灯籠です。
なぜ、ねぶたの話をしているのかというと、
北海道知床の斜里町と青森県の弘前市が友好都市で、
「弘前ねぷた」で繋がっていたことを知ったからです。
弘前ねぷたが海を渡ったは、およそ200年前に起こった
津軽藩士殉難事件(つがるはんしじゅんなんじけん)に由来します。
1807年、江戸時代後期。北海道周辺に出没するロシア船に備え、
幕府から斜里での警備を命じられた津軽藩士72名が、
飢えと寒さにより30人以上が犠牲となりました。
その後、この歴史的事実が知られるようになり、
1972年(昭和47年)に慰霊碑が建立されました。
このことが縁となり、1983年、昭和58年2月12日に
弘前市と斜里との間に友好都市の盟約が交わされ、
門外不出だった「弘前ねぷた」を伝授。
「しれとこ斜里ねぷた」が初めて開催されました。
そして今年も、「第42回しれとこ斜里ねぷた」が、
7月19、20日の2日間で開催しています。
私にとって、とても縁のある斜里が「弘前とねぶた」と繋がっていることを
4月に斜里を訪れた際に知りました。
ねぶたといえば、来月、五所川原の立佞武多の館でコンサートをするんです。
立佞武多の館 会館20周年記念コンサート ~西村由紀江 ピアノコンサート~
ゲスト、津軽笛奏の佐藤ぶん太さん
日時、9月25日(水)、整理券配布/16:30、開場/17:45、開演/18:15
会場、青森県五所川原市「立佞武多の館」
ご興味のある方はぜひお越しください。
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