先日、お話ししました、青森県五所川原市で開催する、
「立佞武多の館」でのコンサート。
今月の25日ということで、いよいよ近づいてきました。
この番組でも何度か紹介してきた、青森青龍寺でのコンサート。
今までに5回コンサートで伺いました。
本堂で3回、屋外の石庭1回、屋外の山門の前で1回。
特殊な環境でいつも素晴らしい音響空間を作り上げて下さっていた音響の方が、
実は「立佞武多の館」の館長さんだったというご縁で、
「立佞武多の館」、開館20周年記念コンサートに呼んでいただきました。
五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭りは、
「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大佞武多の一つで、
高さが最大で22mを超える山車の壮大な運行が魅力。
立佞武多の館は6階建てで、1階から4階までの吹き抜けには、
高さ約23メートルの大型立佞武多が展示されているんです。
実際に伺って見学させていただいたんですが、
立佞武多は見上げるほどの高さで、すごく立派でした。
あの立佞武多の前で演奏ができると思うと、今から楽しみです。
(あの立佞武多の館で演奏ができると思うと、今から楽しみです)
ということで今朝は、
立佞武多の館 会館20周年記念コンサートでご一緒する、
津軽笛奏者の佐藤ぶん太に電話でお話を伺いました。
佐藤ぶん太さんは、津軽の横笛、津軽笛の第一人者で、
2019年、ニューヨークのカーネギーホールで、
日本の横笛メインでは史上初となる公演を行い喝采を受け成功させました。
祭り囃子の盛んな青森県での横笛最高峰登山囃子コンテストにおいて、
最上位クラスで6度の優勝。
2011年には弘前城築城400年記念イベント「ねぷた囃子でギネスに挑戦」を立案、
実行委員長として3742名の合奏でギネスに認定されました。
佐藤ぶん太さんは
小学3年から地元の祭りの笛を始め、コック、会社員を経て、
「全国の祭り存続に自分が出来ることは何か」と考え、2015年笛奏者として独立、
演奏活動と笛講座を全国、海外に行ったり、
郷土芸能を通じて地域を盛り上げるお手伝いをしている。
大工をやっていた父は。数年に一度地元の夏祭り「ねぷたまつり」燈籠の骨組みを
作っていたのもあり、特に祭りが好きだったのかもしれません。
津軽笛は、ねぶたやねぷたのお祭りや
岩木山のお山参詣のお囃子として知られていますが、
伝統を守りながら新しいことにも挑戦するのは大変そうですね。
祭り文化を継承することの難しさがあると思います。
伝統芸能に触れるきっかけづくりプロジェクトNEO囃子という活動もされています。
「NEO囃子」とは、全国の色々なルーツを持つ和楽器奏者で、21世紀に創り出す新たなお囃子
プロジェクトを通して伝えたい事は
郷土芸能にある「壁」が無い状態を作る、
誰でも演奏可能な新しい囃子「NEO囃子」。
楽しさを知ったら今度はホンモノに触れたくなる思いがあるそうです。
9月25日に、立佞武多の館でご一緒させていただきますが、
佐藤ぶん太さんがゲストで力強いです。
それでは、コンサートの日程について、ご紹介しておきましょう。
立佞武多の館 会館20周年記念コンサート ~西村由紀江 ピアノコンサート~
ゲスト:津軽笛奏 佐藤 ぶん太
日時:9月25日(水) 整理券配布 16:30/開場 17:45/開演 18:15
会場:立佞武多の館(青森県五所川原市)
料金:前売:4,000円/当日:4,500円/高校生以下:1,500円
関連タグ