モデル・タレントの藤井サチと海に関するさまざまなプロジェクトを手掛ける海野光行がお送りする「OCEAN BLINDNESS ~私たちは海を知らない?~」。
海にまつわる様々な疑問を深掘り!海を感じ、海を知り、海と向き合う30分をお届けしています!
突然ですが、皆さんは「日本地図」というと何を思い浮かべますか?
北海道、本州、四国、九州、沖縄県などの陸地をイメージする人がほとんどだと思います。藤井さんに日本地図を描いてもらっても、陸地だけでした。ちなみに、海野さんに「それナス?」とツッコまれていた藤井さんの日本地図の写真は、ネタバレになるのでこの放送後記の最後に掲載します。お楽しみに!
さて、地図の話に戻りますと、日本の国土は約38万平方kmで世界61位。しかし、「日本の海」と呼ばれる排他的経済水域と領海を合わせた海域を含めると、約447万平方kmで、その広さはなんと世界6位!そう!地図では描かれることが少ないですが、海洋大国・日本といえば、やはり海が欠かせません!!ただ、浅い海域の詳細な海底地形は3%ほどしかわかっていないのだそう。
そこで、今回のテーマは「浅い海域の海底地形図って何の役に立つの?」
アジア航測株式会社の高柳茂暢(たかやなぎ しげのぶ)さんをお迎えして、海底地形の測量、そして、海底地形図の活用方法について深掘りしていきました。
高柳さんは、日本水路協会と日本財団による共同プロジェクト「海の地図プロジェクト」で、海底地形を測量するチームの中心人物です。海の地図プロジェクトは、日本の海岸線をできる限り明らかにしようというもので、今まで船が座礁してしまうなどの理由から難しかった浅い海域の海底地形を、飛行機からレーザーを発射して測量しています。
こちらは、石川県の能登エリアを測量したもので、水色と青色の違いは水深の深さです。プロジェクトが始まってまだ2年ほどですが、すでに約25%の測量を終えたと教えてくださいました。
そんな海底地形図は何の役に立つかというと、防災対策や生物多様性の把握などに役立つと言われています。番組では、地質学の観点から神戸大学海洋底探査センターの巽 好幸(たつみ よしゆき)先生、海洋生物学の観点から東京大学大気海洋研究所の木村 伸吾(きむら しんご)先生にお話を聞いています。また、今後について、バーチャル水中体験といったレジャーでの活用もできるかもしれないそうですよ。ぜひ番組をお聴きください!
【AuDee】OCEAN BLINDNESS ~私たちは海を知らない?~
https://audee.jp/program/show/300008436
♪9/22のオンエアでお届けした楽曲♪
Ed Sheeran「Barcelona」
Olivia Dean「Dive」
それでは、お待たせしました!藤井さんの描いた日本地図の写真がコチラです!!
確かに海野さんがおっしゃったようにナスに見えるかも?
そして、素晴らしい日本地図を描いてくださった隣の男性は、次回ゲストの気象予報士・森朗(もり あきら)さんです。どんな海のお話をしてくださるのでしょう。お楽しみに!!