パーソナリティをつとめるクリエイティブ・ディレクターの鈴木曜さんが、
様々な分野で活躍している方をゲストにお迎えし、
自分と向き合い、心を"整える"ことそのヒントを探していきます!
第109回ゲスト 「Linné」代表・今井翔也さん
醸造家で、クラフトサケの第一人者という今井さん
クラフトサケについて、始めるキッカケ、現在の活動のお話、
そして「心と体の整え方」をじっくり伺います。
Q:この春までパリの醸造所で杜氏を務めていましたがパリは日本とは違いますか?
A:全然違う。
素材の一個一個が違って一番違うのは「水」でミネラルが豊富に含まれていて生き物が元気になって
それをコントロールして導くのが大変だった。
かなり苦労して鍛えられた。
パリでやろうとした理由は、もともと仲間と立ち上げた「WAKAZE」という会社は日本酒を世界酒にしたいという夢を掲げていたが、
世界の食の文化の中心地でありワインの国フランスは避けて通れないだろうと思い、誰かがやらなければならないなら自分たちがやろうと思ったから。
フランスでの日本酒に対する熱量は年々高まっている。
Q:ご実家も1841年創業の群馬の聖酒造なんですね?
A:もうすぐ200年になります、家の敷地内が酒蔵なので朝はお米を蒸す香りで起きて、夜はお酒造りの職人さんにご飯を持っていったりして
子供のころからお酒に関わることが身近にあって、貴重な環境だったと改めて思う。
Q:いまは日本に戻ってきている?
A:年明けに戻ってきて、新しい会社を起ち上げて、その準備に飛び回っている。
「Linné」は酒を軸にして今までやりたかったけど出来なかったことや、日本でしかできない何か未知の可能性を探してトライしている。
Linnéの名前の由来は300年くらい前の博物学者の名前。
外の世界に目を向けると多様な素材が広がっていて、それ全部が発酵対象で自由にお酒を作りたいというのがLinnéのやりたいこと。
日本酒を世界酒にするには立ち止まっていられないから、WAKAZEを離れたが信頼できる仲間がWAKAZEを支えているので
お互いに切磋琢磨できる関係となっている。
Q:ご実家も酒蔵で、ご実家ではどのようなお話を?
A:自分は4人兄弟の末っ子、実家は兄が八代目を継いでいて、他の兄弟も別の酒蔵で酒造りをしている。
技術もお互いにオープンしていて、新しい関係値が出来上がっている。
【「Linné」代表・今井翔也さんの整いソング】
A Glimmer Of Light / MasterClass & Darley
東京の三軒茶屋にも酒蔵を作って、そこはレストランも併設されていて
そこで流す音楽も担当していた時期があって、この一曲のためにリストを作ったくらい気持ちよくなれる曲
心がハッと奪われてしまう瞬間を持った曲。
Q:整ったり、自分と向き合う時間は?
A:ON / OFFが混ざっている所で言うと発酵に向き合っている瞬間!
ピチピチと沸いている所を見ると、自分や生き物と向き合っている時間になる。
仕事場から離れる場所としては「公園」フランスに行って初めて価値に気付いた。
この対比があったからフランスで頑張れた。
Q:「発酵」と書かれたTシャツを着ていますが、身だしなみで気をつけていることは?
A:仕事柄、素材に手で触れる事があるので清潔であることは品質のためにも大事。
肌がキレイと言われますが、酒や発酵のおかげだと思う。
Q:これからやってみたいことなどは?
A:いま新しいお酒を次々に出しているのと、クラウドファンディングをスタートさせる予定です。
※クラウドファンディングなど詳しくは 「Linné」公式HPをチェック
【鈴木曜の放送後記】
フロンティアスピリッツに溢れた人だった。
老舗からそういう人が現れるのは今後の業界的に良いと思う。
トーク模様は、radikoタイムフリーやAuDee、
ポッドキャストで聴く事が出来ます。
番組HPと併せてぜひチェックして下さい
そして、番組では、あなたの「整う曲」へのリクエストや
「自分と向き合う」と聞いて思うことなど、メッセージを募集しています。
採用させて頂いた方には、
グルーミングブランド「AUGER」の
オリジナルキャップ(非売品)、コンパクトミラー(非売品)
人気のシステムカミソリのいずれかをプレゼントします。
どちらが希望かもお書き添えの上、番組HPのメッセージフォームから、送って下さい。
<グルーミングブランドAUGER HP>
https://www.kai-group.com/products/kamisori/product/auger/index.html