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2024/9/22アドウェイズ会長が運営するサウナ店「オールドルーキーサウナ」のDX

『お店ラジオ』にようこそ！
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジの山本博士さん。
ゲストは、株式会社アドウェイズ取締役会長で、「オールドルーキーサウナ」の店長、岡村陽久さんでした。

岡村陽久さんといえば、アフィリエイト（成功報酬型）広告のリーディングカンパニーであるアドウェイズの設立者！
IT業界ではとても知られている会社で、岡村さんは現在、アドウェイズの会長でもあります。
そんな人物が、サウナの店長を始めた！？これはめちゃくちゃ気になる！ということで、今回お話を伺うことになりました。

まずは、やっぱりアドウェイズのお話から！
「2000年ぐらいですかね、サイバーエージェントさんが上場されて、これからはインターネットが全てを変えるといった話を聞き、可能性を感じて自分で始めたのがアドウェイズという会社です」
そして岡村さんが26歳のとき、株式会社アドウェイズは上場。
これは当時の最年少記録でした。ところが…？
「上場したのが2006年の話で、2007年に、通称“07ショック”と我々は呼んでいるんですけども、売上がドカン！と下がったんですね。で、新卒を150人ぐらい採用しちゃっていたんですよ。売上がドカンと下がったときに、販管費がドカンと上がったことがあって、すごい大赤字が出た。既存の社員はどんどん辞めていって、残った社員で何とか乗り越えていったという出来事がありました。なので上場後は、すごく業績が悪かったんです」
当時、どのくらい業績が悪かったのかというと、岡村さん曰く「4畳半に引っ越しました」とのこと。
上場企業の社長が、4畳半の部屋に！？
いきなり驚きのエピソードですが、その後、アドウェイズは持ち直し、今では社員数1000人を超え、世界規模で事業展開する企業となっています。

では、そんなアドウェイズの社長から退いたのは何故なのでしょうか。
「3年前に会長になりました。実は、インターネットの広告って、めちゃくちゃ進化しているんですよね。そんな中、私が社長として陣頭指揮をとって、価値があるサービスを提供できるのか？と思ったときに、ちょっと限界を感じてきたんです。で、うちの若手にはすごく優秀な社員がいっぱいいたので社長を引き継いだ、という流れですね。実は、07ショックのときに入ってきた新卒が、今の社長なんですよ。一番しんどかった時代を乗り越えた人物たちは、やっぱりすごい力があって、役員もけっこう“07世代”が担っています」
へええー！「07ショック」を乗り越えることで鍛えられた、右腕になれる人材がたくさんいらっしゃったから、安心して会長に就任されたんですね。

その後、岡村さんは、2022年に「オールドルーキーサウナ」の1号店をオープンします。
IT業界から次に始めたのがサウナ！？これは何故だったのでしょうか？
「実は私、サウナ事業を始めるまでは、サウナに一回も入ったことがなかったんですよ」と岡村さん。
えっ、意外です。てっきりサウナが好きだから始めたのかと思っていました。
「ITの力を使って、もっと良くできる業界がないかな？と考えて。で、やっぱりリアルの領域で探したい。そうしたらサウナが今流行っているらしい…ということで、サウナを色々調べる中で、これはITの力を使えばけっこう良いサウナを作れるんじゃないか？と考えて始めたのがきっかけです」
なるほど！つまり、サウナのDX化ですね！

そんな「オールドルーキーサウナ」の運営について、岡村さんからまたまた驚きの言葉が…。
「オールドルーキーサウナは現在、六本木、渋谷、新宿、銀座の合計4店舗をやっているんですけど、スタッフは私一人だけなんですよ。例えば、だいたいどのサウナも入口に人がいるじゃないですか。でも、うちは人を配置していないんです」
岡村さんがおっしゃる“ITの力”とは、一つは受付の「顔認証システム」のこと。
そして、ほかにもユニークなシステムが導入されています。
「あとは、サウナのマナーをどう維持するのか？ですが、普通は店員さんが見回ったりしていると思うんですけど、うちの場合は『通報ボタン』というのがあるんです。うちはサウナ室でおしゃべり禁止なんですけど、しゃべっている人がいたら、通報ボタンを押す。すると私の携帯に通知がきて、通知がきたら館内に設置しているスピーカーから『すみません。当店はおしゃべり禁止になってますんで』と、リアルタイムで注意できるっていう仕組みです」
「オールドルーキーサウナ」は無人店ですが、クラウドカメラを使った遠隔オペレーションによって、スタッフが常駐しているお店よりも、「（ほぼ）リアルタイムに注意することができる」のだと言います。

また、三戸さんは「オールドルーキーサウナ」に行ってきたそうですが、そのあまりのアツさに「死ぬかと思った（笑）」のだとか。
それもそのはず。「オールドルーキーサウナ」のコンセプトは、「アツアツ・キンキン・ガラガラ」！
岡村さんがおっしゃるには、「サウナはアツアツで、水風呂はキンキンで、施設自体はガラガラにする」ということだそうです。
ターゲットは、サウナのベテラン層。何故そうなったのか？ここにもまた面白エピソードがあるのですが、とても書ききれませんので、是非アーカイブをお楽しみください。
もちろん、サウナの初期投資や次なる展開といったタメになるお話もたくさんありますよ！
今回・次回と、笑い声の絶えない楽しい放送となりました。
気になった方はチェックしてくださいね。

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