2024年10月19日

西村由紀江のSmile Wind

コミュニティや人々の声の大切さを伝えていく、『move on up

このコーナーでは、町・人・仕事の今を紹介します。

 

今朝、ご紹介するのは、町のお祭りです。

1027日に宮城県女川町(おながわちょう)で開催される、

【おながわ秋の収獲祭2024】です。

 

宮城県の東、牡鹿半島基部に位置する女川町。

北上山地(きたかみさんち)と太平洋が交わる風光明媚なリアス式海岸は、

カキやホタテ・ホヤ・ギンザケなどの養殖業が盛んで、

魚市場には年間を通じて暖流・寒流の豊富な魚種が数多く水揚げされているほか、

全国有数のサンマの水揚げを誇ります。

 

また、東日本大震災により被災した三陸地域に創設された

「三陸復興国立公園」地域に指定されています。

 

その女川町で、【おながわ秋の収獲祭2024】が開催されます。

 

                     「おながわ秋刀魚収獲祭」は、

1997年、全国有数の水揚げ量を誇る女川港の秋刀魚の美味しさを

全国に発信しようと水産関係者を中心に開催されたイベントで、

通算26回目を数えます。

 

2020年と2021年に、新型コロナウイルスの影響で中止されましたが、

震災のあった2011年や秋刀魚の不漁時であっても中止をすることなく、

女川の秋の風物詩として毎年開催を続けてきたお祭りです。

 

当初は、「おながわ秋刀魚収獲祭」として、毎年秋にサンマの収獲祭が開かれ、

多いときには、およそ1万匹を無料でふるまっていましたが、

ここ数年のサンマ不漁に伴い、女川港でも水揚げが激減。

 

次の時代へ向けた新しい祭りの在り方を模索していくなかで

2020年に「おながわ秋の収獲祭」へと祭りの名称を改名しました。

 

 

そんななか、今年は女川港で、およそ6年ぶりに秋刀魚の水揚げが

8月に行われたということで、秋刀魚を中心とした秋の味覚をご提供できるよう、

最大限の準備が進められてきました。

 

お祭りの見どころの一つは一直線に並べた炭火焼。

より沢山の方に安定した品質で味わっていただく事を目的として発明された

「女川式」の焼き秋刀魚を提供してくれます。

 

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた女川町。


災害によって町の機能の多くが失われましたが、

女川駅前シンボル空間はデザインコンセプトを、「海を眺めてくらすまち」として、

周辺の豊かな自然と調和し「100 年先の人々にも選ばれる都市空間」を目指して

町づくりが進められてきました。

 

女川町では「あたらしいスタートが世界一生まれる町へ。START ONAGAWA

をスローガンに掲げ、震災からの復旧にとどまらず、人口流出や少子高齢化など、

震災前から抱えてきた課題に取り組んできました。

 

Uターン、Iターンによる将来的な定住人口の増加などを目的に、

女川町にはNPO法人が行う「お試し移住プログラム」があります。

 

このプログラムは、5日~30日間の短期間で、実際に住んでみて、

町の人や雰囲気に触れながら女川のライフスタイルを体感するプログラムで、

実際に移住した方もいるそうです。

 

また、女川町や地方で起業するために必要な学びを提供する

「創業本気プログラム」も行っていて、震災前の女川町にはなかった

フレーバー日本茶を提供するお店や、ギター工房、手作り石鹸、

バラエティに富んだ飲食店など、オシャレで魅力的な店舗も

駅前商業エリアやシーパルピア女川に出店しています。

 

石巻線の終点・女川駅の駅前広場に出ると、

メインストリート「レンガみち」を中心にした新しい街並みが広がります。

 
新しい女川駅は町のシンボル的存在で、

ウミネコが羽ばたく姿をイメージした白い屋根が特徴。

2階は、だれでも利用できる「女川温泉ゆぽっぽ」があります。

東日本大震災以降、大きく生まれ変わった女川町は

JR女川駅を中心に商店街ができ、訪れる方を楽しませくれます。

 
1027日、【おながわ秋の収獲祭2024】で女川を尋ねたら、

 ぜひ、町歩きも楽しんでみてください。

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