TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、脚本家・三谷幸喜さんと山崎怜奈さん。ここでは、お2人がテレビに出演するときの“怖さ”について語り合いました。
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(左から)三谷幸喜さん、山崎怜奈さん
◆テレビは“嘘がつけない”媒体
三谷:僕は、ものすごく山崎さんを必要としている人たちっていると思うんです。だって、NHKの歴史の番組とかも素晴らしいもん。
山崎:「偉人の年収 How much?」ですか? ご覧になっているんですか!?
三谷:観てますよ! 世の中に完璧なものってそんなにないと思うんだけど、この番組の山崎さんは完璧ですよ。
山崎:ありがたいです。結構テレビをご覧になるんですね?
三谷:大好きです。息子とも観るし、映画や舞台、ドラマもそうですけど、キャスティングするときにはバラエティ番組に出ている俳優さんを見るのがベストな気がするんですよ。
山崎:それは“素が出ている”というか?
三谷:そう。自分も出ていて思うんですけど、テレビって全部観られちゃうから怖いじゃないですか。
山崎:ラジオも嘘をつけないけど、テレビは表情が出るし、もっと嘘がつけない。
三谷:だから、すごく役に立つ。ドラマを観ていてもダメなんですよ。CMなんていいところしか使われていないから一番わからない。
山崎:しかも、生放送のテレビ番組が一番怖いですよね。
三谷:本当ですよ。
山崎:でも、私が出演した選挙特番の生放送の後に、三谷さんから連絡が来てちょっとビックリしました(苦笑)。
三谷:あれは……(表情に)出ていましたね。
山崎:顔に相当出ていましたね(笑)。私はラジオを聴いて育ってきているし、今もずっとラジオをやっていて楽しいから、たぶんラジオをやっているときはすごく表情が豊かなんですよ。“見られていない”っていう油断もあって。その調子でテレビに出ちゃうと本当に怖いですね(苦笑)。
三谷:なるほどね。
山崎:ワイプのなかの顔が、すごく表情に出ていて嫌だった(笑)。
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00