文教大学 Presents 誰かに話したくなる英会話。
このコーナーでは、文教大学・阿野幸一先生と一緒に、今日覚えて、すぐ誰かに話したくなっちゃう英会話を学んでいきます!
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【阿野先生がアメリカを訪れて気がついたこと①】
9月初めにアメリカの大学を訪問するとともに、
同じくアメリカのオハイオ州に住んでいる娘のところに1週間ちょっとの期間行ってきました。
そこで実際に見たり気づいたりしたことについてお話させていただきますね。
娘には2人の小さな子供がいます。つまり私の孫なんですが、
3歳になったばかりの孫はまだ日本語も少しずつ話せるようになってきた中で、
父親の転勤でアメリカに住むことになりました。
これからどのように日本語と英語を同時に身につけていくかということ、
これは私の仕事上とっても興味があって、観察していました。
まだアメリカに渡って半年ちょっとですが、図書館で行われているStory timeという時間や、
Pre-schoolでアメリカ人の子供たちや大人と普通に接しています。
つまり、多くの日本人が「一度日本語に訳して、その日本語を通して英語を理解している」のと違って、
英語を英語のまま吸収していく速さに驚かされます。
まず単語ですが、家では青いものを見て「青」と言いながら日本語を覚えていっているのですが、
英語を使っているときには、まわりの大人や子供が紫色のものを見て
purpleと言っているのをそのまままねしてpurpleと自然と言っているんです。
つまり、ものをそのまま英語とつなげて理解したり表現したりしていますが、
実はこのことは、私たちが実際のコミュニケーションで英語を使えるようになるために大切なことなんですよ。
もう一点、面白いことがありました。日本人の大人から「お名前は?」と聞かれると
「ちひろ」と日本語の平坦なリズムで答えるのですが、アメリカ人から英語で
What‘s your name?と聞かれると、なんと “Chihiro”と英語のリズムで答えるんです。
頭の中のスイッチが日本語を使うときと英語を使うときで切り替わるんです。
脳の違う部分を使っているともいえるんです。バイリンガルはこうして育っていくということがよくわかりますよね。
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