先日、毎年恒例の岐阜コンサートを開催。
岐阜クララザールでのコンサートは今年で13回目。
響きの素晴らしいホールは、演奏するたびに新鮮な感動を与えてくれるので、
毎年楽しみしているコンサートの1つです。
コンサートの翌日には、岐阜県安八郡(あんぱちぐん)にある
浅野撚糸の本社を訪問しました。
ご案内頂いたのは浅野社長。
昨年11月に福島県双葉町のフタバスーパーゼロミルで開催した、
コンサート以来の再会。
工場を視察、糸にアイロンをかける機械(スチームセッター)など、
こだわりの技術や機械の説明をしていただきました。
浅野撚糸株式は、会社設立50周年を期に、
吸水力抜群な魔法のタオル「エアーかおる」を販売する「エアーかおる本丸」を開設。
「エアーかおる本丸」では、日本庭園を見ながら休憩できるスペースに、
お茶を堪能できるカフェスペースも併設していて、
観光バスも立ち寄る観光名所になっていました。
見学の後は、浅野社長とゆっくりお話をさせていただきました。
福島県双葉町に、フタバスーパーゼロミルがオープンしたのは昨年4月。
開業以来いろんな方の力で続いている浅野撚糸。
自分は福島大学卒なのに東日本大震災の時に何も力になることが出来なかった。
双葉の復興を思い一大決心してフタバスーパーゼロミルを構えることに。
しかし一向に人は戻らない。
工場は双葉町民に受け入れられているのか。
自分の選択は正しかったのか。
浅野社長は、こんなことをして良いのかという
自問自答が続いていたそうです。
そんな中、昨年11月に開催されたのが、私のピアノコンサートでした。
浪江町と双葉町の学校に取り残されたピアノを蘇らせる
ピアノ復活プロジェクトの一環で、
双葉町の学校に12年間眠っていたピアノのお披露目を
フタバスーパーゼロミルで開催しました。
コンサートが終わると、来場者、双葉町民、関係者、皆が笑顔に。
あの時から自信が持て前を向けるようになったそうです。
町のほとんどは、いまだに「帰還困難区域」の双葉町。
フタバスーパーゼロミルの近くには、
今年、100室を超えるカンファレンスホテルも着工するなど、
双葉町の復興は確実に進んでいます。
フタバスーパーゼロミルが、社会的にも経済的にも、
双葉町のためになる場所であること。
そして、雇用を生んで若い力をどんどん入れ、町全体を活性化させること。
今まさに復興への道を歩みだそうとする双葉町のランドマークとして、
その牽引役を任された『フタバスーパーゼロミル』。
「日本一の街にします」と目を輝かせていました。
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