今回のテーマは「魚の中には性転換する種類がいるって本当?」
実は「ファインディング・ニモ」で有名なカクレクマノミは性転換するのだそう!そして、以前放送したウナギの回でも、脇谷先生がウナギの性転換について教えてくれました。今回はそんな性転換について、東京大学大学院農学生命科学研究科の教授・大久保範聡さんをお迎えして深堀していきました。
大久保先生によると、カクレクマノミは何匹かが集まって集団で生活。その集団の中で最も体が大きい個体がメスになり、2番目に大きい個体がオスになり、その2匹でカップルになるとのことです。これは親子であろうと起こるそう。そのため、「ファインディング・ニモ」は本来であれば、母親が亡くなって父親とニモだけなので、お父さんが性転換してメスになり、ニモとカップルとなると教えてくださいました。ビックリですよね!
ちなみに、体も完全に機能的なオスから機能的なメスに変わるそうで、体の中を見ると精巣だったものが卵巣に変わるのだそう!
そんな性転換することがこれまでに確認されている魚は、全体の2%弱ほどで、種類数だと500種類ぐらいと言われています。中には、オスとメスを何度も行き来する種類もいるのだそう!有名なのは“オキナワベニハゼ”で、なんと最短5日間で性転換!!
性転換するキッカケも、体のサイズ、温度の変化といったストレスなどさまざまな要因があると大久保先生はおっしゃっています。
温度の上昇やストレスで性転換するのであれば、温暖化や戦争などの影響を受ける人間は!? 魚の性転換にまつわる「へぇー!」なお話から、人間への影響にまで切り込んでいるのでぜひAuDeeやPodcastなどでお聴きください!
♪11/17のオンエアでお届けした楽曲♪
Robbie Williams「Beyond The Sea」
YMO「君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)」
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