「コンポスト」とは、「堆肥」という意味の英語。
家庭から出る生ごみや落ち葉などの有機物を、微生物の働きで発酵・分解させて堆肥にすることです。
ゴミが驚くほど減り、しかも良質な土ができると話題なんです。
デリフラでも以前(2021年)紹介したことがあるんですが、最近劇的にやり方が変わってきている!ということで、今日は、「最新コンポスト事情」をお届けしていきました。
ところで、生ゴミが減ると嬉しいのは、家庭だけではありません。
ゴミの処理をになう自治体、そして日本の国全体が、生ゴミを減らすことを大変、重視しています。
まず、本来は食べられるのに捨てられる食品、いわゆる「食品ロス」の量は年間472万トンにもなります。
これは、国民一人あたり毎日一個のおにぎりを捨てているのと同じです。
そしてこのうち半分が、家庭から出ています。
もちろん、食品ロスの分だけではなく、野菜の皮やヘタなども生ゴミとなりますので、その量は膨大です。
この生ゴミというのは、ほとんどの自治体で、「燃えるゴミ」扱いとなっています。
問題なのは、だいたい8割から9割が水分ということです。
重いので、収集車が運ぶにも余計なガソリンなどが必要になります。
また、水は当然燃えませんから、水分を蒸発させるために、ごみ処理場でさらに燃料を使う必要があります。
つまり大変な量のエネルギーが消費され、二酸化炭素も輩出されます。
今のうちから土を作っておけば、春、ガーデニングを始めるのが楽しみになりますよ!