今回のLEGENDS 岩崎宏美~シアワセノカケラ~は、作編曲家の山川恵津子さんをお招きしてお送りいたしました。
宏美さんと山川恵津子さんは“エッちゃん”と呼ぶ仲であり、誕生日が同じであり、同じマンションに住んでいたこともあり、たくさん遊んだ思い出のあるおふたりだそうです。
山川恵津子さんは作編曲家として様々なアーティストの楽曲を手掛け、総作品数は1000曲を超えます。
中でも、宏美さんの17枚目のアルバム『わがまま』(1986年リリース)にて「真昼のSILVER MOON」、「恋人以上」をはじめ、収録曲のほとんどの作編曲を担当されています。
お二人の出会いはそのアルバムの製作にて。
高校生の時に、ヤマハポピュラーソングコンテストに応募したことをきっかけに作曲家の道を進み始めた山川恵津子さん。
初めて曲を書いたのは八神純子さんだったとか。
作編曲家として長く続けていくには、当時、テレビでは歌わないシンガーソングライターではなく、テレビで音楽を歌う歌手の畑へと行かなくてはと考えていたそうです。
シンガーソングライターの楽曲を手掛けていくうちに少しずつ近付いていき、アグネス・チャンさんがセルフプロデュースでアルバムを出す際にお声がけいただいたことがきっかけでその道がひらけたといいます。
そんな山川恵津子さんは5月にニューアルバム『編曲の美学 山川江津子の仕事(ビクターエンタテインメント盤)』『編曲の美学 山川江津子の仕事(ポニーキャニオン盤)』
をリリースされました。
小泉今日子「100%男女交際」で1986年日本レコード大賞編曲賞を女性で初めて受賞、そして、おニャン子クラブ、渡辺満里奈など、1000曲以上を作編曲した山川恵津子さんが1980年代~1990年代を中心に手掛けた様々なアーティストの名曲の数々を、時代とレコード会社の枠を超えて厳選した初の作品集をタワーレコード限定で発売。
シティポップの先駆者であり、現役の第一人者J-POP、アイドル音楽におけるサウンド至上主義の新しい時代を開拓した山川恵津子の創造と革新性を再評価!
ここだけしか入手出来ないエクスクルーシヴな新曲や稀少な初CD化音源なども収録されています。
ビクターエンタテインメント盤のジャケットには、宏美さんのアルバム『わがまま』のジャケットも採用。
「カサノバL」、「月とシャボン」、「好きにならずにいられない」が収録されています。
「カサノバL」では38年ぶりに発覚した“男性コーラス”の新事実も明らかに…。
宏美さんにとっても、山川恵津子さんにとっても思い出の多い一曲だそうです。
【山川恵津子さんからのお知らせ】
*ニューアルバム『編曲の美学 山川恵津子の仕事』
『ピングー ラップ / SEEDS of HAPPINESS -しあわせのたね -』発売中
*初の著書
『編曲の美学 アレンジャー山川恵津子とアイドルソングの時代』
発売中