山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。1月2日(木)の放送は、「Billboard JAPAN(ビルボードジャパン)」の高嶋直子編集長が登場! ここでは、2025年の日本の音楽シーン、さらには今年注目のアーティストについて伺いました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、高嶋直子さん
◆2025年の日本の音楽シーンはどうなる?
れなち:高嶋さんが今、気になっている新人アーティストはいますか?
高嶋:AKASAKIさんです。2024年に「Bunny Girl」という曲がヒットしたが、まずTikTokで楽曲を披露し始めて、それが広瀬香美さんをはじめ著名の方々が「この曲大好き!」みたいな感じで投稿したことで話題になりました。次世代でありながら、曲自体は懐かしいサウンドで本当に幅広い世代に評価されています。
れなち:すごいな〜。今は、そういうチャンスをつかみやすくなったということでしょうか?
高嶋:そうですね、民主的な感じがしますよね。
れなち:では、2025年の音楽シーンはどのように動いていきそうでしょうか?
高嶋:Creepy Nutsの曲が世界で流行したように、今は日本のアーティストと世界のアーティストが、現場やSNSなどいろいろなところでコラボレーションすることが増えてきているので、(日本の音楽が)もっと世界に広がっていくんじゃないかなと思います。よく日本の音楽のヒットが韓国の音楽のヒットと比較されたりしますけど、そういう感じではなく……。
れなち:わりとシームレスになりましたよね、海外の音楽と日本の音楽が。飛び越え方がすごく気楽になったというか。
高嶋:そうですね。本当に(今後は)国境がなくなっていくんじゃないかなと思います。
れなち:それこそ、タイやインドでは藤井風さんの曲がめちゃくちゃ聴かれていたり、そういう(極地的な)音楽のトレンドみたいなものもあるんですか?
高嶋:私たちが発表している“日本の音楽が世界でどう聴かれているのか”のチャートを見ると、フランスはアニメのタイアップ曲が強かったり、韓国だと、あいみょんさんや優里さんみたいな叙情的なJ-POPが上位にきたりと国によって全然違うんです。
そういう意味では“(日本の音楽を)世界へ!”と言っても国によって価値基準が違う。そういうことがだんだんわかってきたのが2024年で、2025年はそれを実践する年なのかなという気がします。
あと、私たちが1位から100位までチャートを発表しているのは“1位の楽曲はすごい!”というよりも“これだけ多彩な曲が100曲もあるんだ!”ということを見ていただきたいので、そういうところで日本の音楽の多様性みたいなものを感じてもらえたらなと思います。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈