2025年、今年はキング・オブ・ブルース、B.B.キングが生誕100年
4月には日本武道館公演100回を越えるエリック・クラプトンが来日公演を行います。
再び注目を集めるアメリカン・ルーツ・ミュージック、
ブルースにスポットを当てる「Riding with The Blues」
この番組は、エリック・クラプトンをメンターとして、彼が取り上げたブルース・ナンバーを通じて、
アメリカのルーツ・ミュージック、ブルースを紹介していくプログラムです。
お相手はミノルクリス滝沢です。
「Riding With The Blues」第4回の放送は、この曲でスタート。
エリック・クラプトンが1966年に、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーと結成した
スーパー・ロック・トリオ、クリーム。
1968年のサード・アルバム「クリームの素晴らしき世界」に収められた
「ボーン・アンダー・ア・バッド・サイン 悪い星の下に」。
ヴォーカルは、ベーシストのジャック・ブルース。
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この曲のオリジナルは、アルバート・キングです。
B.B.キング、フレディ・キングとともにブルース・ギタリストの三大キングと呼ばれるひとりです。
1923年生まれと三大ギタリストの中では最年長になるアルバート・ネルソンことアルバート・キング、
彼はミシシッピー州インディアノーラ出身で、1950年ごろから本格的に音楽活動をスタート。
ドラマーとしての活動を経て、B.B.キングにあやかってアルバート・キングと名乗るようになり、
ミズーリ州セントルイスで、デビュー。これが1959年のこと。
1966年には、サザン・ソウルの名門レーベル、スタックスと契約し、
ブッカー・T&ザ・MG'sがバックをつとめるファンキーなサウンドでヒットを放つようになります。
1975年、スタックス・レコード倒産後もマイペースに活動を続け、
1990年のゲイリー・ムーアのアルバム「スティル・ガット・ザ・ブルース」にも参加しました。
が、翌1991年にアルバム「レッド・ハウス」発表後
1992年12月21日、ロスアンゼルスでのライヴを終え、
メンフィスの自宅に戻ってきたところで、心臓発作のため、69歳の生涯を閉じました。
では、フライングVのギター、ルーシーを愛用した左利きのギタリスト、
アルバート・キングの曲を2曲お送りしましょう。
「ボーン・アンダー・ア・バッド・サイン」そして
「クロス・カットソー」。いずれも1967年のヒットです。
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今回は2013年にはロックン・ロールの殿堂入りを果たした
アルバート・キングにフォーカスを当てました。
「RIDING WITH THE BLUES」
ラスト・ナンバーは、エリック・クラプトンが1983年に発表したアルバム
「マネー・アンド・シガレッツ」に収められたアルバート・キングのカヴァー
「クロス・カットソー」。
この曲を聞きながらお別れです。
お相手は、ミノルクリス滝沢でした。
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