Riding With The Blues vol.5 2025/2/1-2 OA

Riding With The Blues vol.5 2025/2/1-2 OA

2025年、今年はキング・オブ・ブルース、B.B.キングが生誕100年

4月には日本武道館公演100回を越えるエリック・クラプトンが来日公演を行います。

再び注目を集めるアメリカン・ルーツ・ミュージック、

ブルースにスポットを当てる「Riding with The Blues

この番組は、エリック・クラプトンをメンターとして、彼が取り上げたブルース・ナンバーを通じて、

アメリカのルーツ・ミュージック、ブルースを紹介していくプログラムです。

お相手はミノルクリス滝沢です。

1曲目にお送りしたのは、エリック・クラプトンの60年あまりのキャリアをスタートしたバンド、ザ・ヤードバーズ。
1964年のデビュー・アルバム「ファイヴ・ライヴ・ヤードバーズ」に収められた「スモークスタック・ライトニング」。

曲はこちらから


この曲のオリジナルは、ハウリン・ウルフです。

 

1910年、ミシシッピー州ホワイト・ステーションに生まれたチェスター・バーネット。

彼は、身長およそ190センチ、体重130キロあまりの巨漢。そして、「ハウリン・ウルフ」
”遠吠えをする狼”というステージネームのとおり、強烈なダミ声のブルース・シンガーです。

 

彼は、メンフィスでの活動を経て、シカゴに移り住み、新たな地元となったシカゴのチェス・レコードと契約し、

1951年に41歳で、遅咲きのデビュー。

それでは、ハウリン・ウルフによるオリジナル・ヴァージョンです。

1956年のヒットです、ハウリン・ウルフ「スモークスタック・ライトニング」。

曲はこちらから


1951年、40歳を過ぎてからデビューした遅咲きのシカゴ・ブルースの巨人、ハウリン・ウルフは、
ブリティッシュ・ブルースマンに大きな影響をあたえ、1970年には、ロンドンで、
エリック・クラプトン、ザ・ローリング・ストーンズのリズム隊、ビル・ワイマンとチャーリー・ワッツ、
リンゴ・スター、さらにスティーヴ・ウィンウッドらとレコーディングしたアルバム
「ザ・ロンドン・ハウリン・ウルフ・セッションズ」を残しています。

 

そして、20年あまりの活動の後、1976年1月、肝臓手術を経て、65歳でこの世を去っています。

 

ハウリン・ウルフにフォーカスした、今回の「RIDING WITH THE BLUES

ラスト・ナンバーは、1951年にサム・フィリップスが設立した

メンフィス・レコーディング・サーヴィス(のちのサン・スタジオですね)

そこで録音されたハウリン・ウルフのデビュー・シングル、

アメリカのリズム&ブルース・チャートで4位にランクされた

「ハウ・メニー・モア・イヤーズ」

この曲を聞きながらお別れです。

お相手は、ミノルクリス滝沢でした。

曲はこちらから