中小企業の“サイバー攻撃対策”を国が支援!経済産業省が開発した「サイバーセキュリティお助け隊サービス」に注目

杉浦太陽と村上佳菜子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30~7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。

2月16日(日)の放送テーマは、「備えて安心! 中小企業のサイバーセキュリティお助け隊サービス」。経済産業省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ課 課長補佐の池田佳高さんから、サイバー攻撃の危険性、その対策法について伺いました。


杉浦太陽、池田佳高さん、村上佳菜子



◆企業を狙ったサイバー攻撃が急増

昨今デジタル化が進み、企業や団体を狙ったサイバー攻撃が増えています。また、大企業だけでなく中小企業も標的となり、その被害も増大しています。

年末年始には、いくつかの企業で“サービスが滞った”という報道がありましたが、一連のシステム障害は何者かによるサイバー攻撃を受けた可能性が高いと言われています。そのときに話題となったのは、一度に大量の通信を送りつけてサイトをダウンさせる「DDoS(ディードス)攻撃」ですが、最近、特に大きな脅威となっているのは「ランサムウェア」によるものです。

ランサムウェアとは、企業内のシステムに不正侵入して情報を搾取したうえで暗号化し、システムを使用できない状態にして、解除と引き換えに金銭を要求する手法です。システム復旧までに数ヵ月にわたって業務を停止せざるを得ない状況に追い込まれるだけでなく、数千万円規模の損害を被る場合もあります。

ひとたびサイバー攻撃を受けると、被害は企業内だけにとどまらず、取引先の企業やユーザーなど多方面にも及んでしまう可能性があり、実際に国内の病院や自動車会社では、取引先の中小企業がサイバー攻撃を受けたために操業を停止した事例も。このような関連会社が次々と影響を受けてしまうことを「サイバードミノ」と言います。日本の企業数のうち99.7%は中小企業であり、多くの人にとって他人事ではない脅威がサイバー攻撃です。

◆中小企業のサイバーセキュリティ対策が進まない理由は?

サイバー攻撃による被害が増大しているにもかかわらず、サイバーセキュリティ対策が手薄になっている中小企業は多く、実態調査によると、サイバーセキュリティ対策について「必要性を感じていない」「どこからどう始めたらいいかわからない」と回答する中小企業が多いことがわかっています。一方で、「サイバー攻撃は関係ない」と考えている中小企業の経営層も少なからずいて、実際に周りが必要性を訴えても対策を講じないケースがあります。

また、サイバー攻撃に対する対策コストが高くて断念する中小企業も少なくありません。池田さんは、その背景について「大企業に比べてサイバーセキュリティ対策にかけられる費用がなく、漠然と“サイバーセキュリティ対策にはお金がかかる”と思い込んで導入をためらってしまうのではないか」と推測。そのほか、対策が進まない理由として、サイバーセキュリティ対策に精通している担当者がいないことが挙げられます。

◆「見守り」「駆付け」「保険」でサポート!

こうした現状を受け、経済産業省は、サイバーセキュリティ対策にコストをかけられない中小企業を支援するために「サイバーセキュリティお助け隊サービス」を開発しました。経済産業省が2年間の実証を経て制度を設計したもので、2021年から運用がスタートしています。

サイバーセキュリティお助け隊サービスは、「見守り」「駆付け」「保険」など、中小企業のセキュリティ対策に不可欠なサービスをワンパッケージでリーズナブルに提供するもので、住まいの安全・安心を提供してくれるホームセキュリティサービスのサイバー版といえます。

お助け隊サービスにおける「見守り」とは、中小企業のネットワークやパソコンを24時間365日監視し、挙動が怪しかったり、問題のある攻撃を検知して企業のネットワークやパソコンを守ることです。不正なアクセスがあったり、ウイルスが侵入したら、すぐに異常を検知して知らせてくれます。池田さんは、「ウイルス対策ソフトなどもありますが、すべてのウイルスを防御できるものではありません。被害がいざ起きてしまったら、それを拡大させないためにも早期に対応することが重要になってきます」と補足します。

お助け隊サービスを提供しているのは民間の事業者です。現在40の事業者が国の認定を受けていて、そのサービスエリアは全国を網羅し、緊急時に駆け付けてくれます。ちなみに、「駆付け」で発生するコストに関しては、簡易サイバー保険で補償されます。

◆「お助け隊サービス」導入の検討を

お助け隊サービスの始動前におこなわれた実証事業では、対象の中小企業の約1,100社のうち、不審なアクセスを検知した数は18万件以上にものぼりました。そのうち、ランサムウェアなどのウイルスを検知して無害化した件数は1,345件で、そのなかには対処を怠った場合の被害想定額が5,000万円を超える案件も確認されています。

一般的なセキュリティ対策は、監視サービスの内容や管理する端末の台数などにより料金が異なり、プランもさまざまです。しかし、お助け隊サービスであれば、月額1万円以内、初期費用も50万円以下で抑えることができます。また、IT導入補助金を活用すれば、最大2年間補助されます。補助率は小規模事業者なら3分の2、中小企業なら2分の1となり、補助額は最大150万円です。詳細は「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の公式サイトをご確認ください。

最後に、池田さんは「2月1日(土)~3月18日(火)は『サイバーセキュリティ月間』として、政府一丸となってセキュリティの普及・啓発に取り組んでいます。サイバー攻撃に気付かずに被害を拡大させることのないよう、まずはサイバーセキュリティ対策について学び、理解を深めてください。そして、手遅れになる前に、サイバーセキュリティお助け隊サービスの活用をご検討ください」と呼びかけました。

番組のエンディングでは、杉浦と村上が今回学んだ「サイバーセキュリティお助け隊サービス」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。まず村上は“「サイバー攻撃」中小企業も油断大敵”とポイントを挙げ、「サイバー攻撃を受けるのは大企業のイメージがありますが、中小企業も危ないことをちゃんと理解しましょう」と話します。続いて、杉浦が挙げた注目ポイントは“サイバーセキュリティお助け隊サービス ぜひ活用を!!”とスケッチブックに書き、「サイバー攻撃で困ったときは、ぜひ使いましょう!」とコメントしました。


杉浦太陽、村上佳菜子



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2月16日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年2月24日(月・振休)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、村上佳菜子
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/

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