有村架純「“いい作品を作りたい”っていう思いで意見を言わせてもらっています」大竹しのぶが感心した撮影現場でのスタッフとの向き合い方

TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、有村架純さんと大竹しのぶさん。2024年放送のテレビドラマ「海のはじまり」で共演したお2人。ここでは有村さんが2回目の共演となる目黒蓮さんとの現場での様子を振り返りました。


(左から)大竹しのぶさん、有村架純さん



◆大竹しのぶ 最近は「毎日すごく忙しい」

有村:大竹さんは「もう記憶にない!」っていうぐらい忙しかった時期はありますか?

大竹:忙しかった時期……。デビューしてすぐのときは、朝の連続テレビ小説が終わって、映画をやったり歌もちょっとやったりして、昼間に映画の撮影をしてからテレビの撮影に行ったりですごく忙しくて、「これじゃあダメになる」と思ったのが20代始めぐらいかな。「3ヵ月ぐらいお休みを取ろう」とか思ったこともあったかな。

有村:そうなんですね。

大竹:結婚して子どもが生まれてからは、おうちのことも大事だからそんなに忙しくできないので、仕事の量は減ってきたかなって感じだったけど、この何年かはまたすごい忙しい毎日。

有村:そうですよね、常に作品をやられている印象です。「休まれているのかな?」って思ってしまいます。舞台をやって、映像をやって、コンサートもやって、ラジオもやって、じゃないですか。

大竹:何でこうなっちゃったんだろう(笑)。

有村:もちろん根底には「仕事が好き」っていうところがあるとは思いますけど。

大竹:そうだね。でもこの十何年は、「子どもがもう大きくなったから自分の好きなことをやっていけばいい」と思って、「ラジオもやりたいな」とか「歌もやりたいな」みたいにやっていたら、忙しくなってきちゃったなっていう感じかな。

有村:皆さん、だいたい(年齢とともに)落ち着かれていくイメージですけど。

大竹:そうだよね。わしゃわしゃしてるよね(笑)。

有村:ふふふ(笑)。

◆有村、2回目の共演となる目黒との思い出

大竹:(「海のはじまり」は)私にもちょっと独特な世界観だったので、台本上で「このセリフ、すごくいやだな」とか、「言いにくいな」っていうこともあったと思うけど、そういうときに架純ちゃんは相手を傷つけることなく自分の意見をきちんと言っていて、偉いなと思った。

有村:ありがとうざいます。

大竹:私はすぐ「これ、おかしいと思うんですけどね」みたいにストレートに言っちゃうから(笑)。でも架純ちゃんは「こうだから」って静かなトーンで説明していて、「大人だな~こいつ!」って思っていた(笑)。

有村:ケンカをしたいわけではないし、「いい作品を作りたい」っていう思いで意見を言わせてもらっています。

大竹:どんな現場でもそうだもんね。私もそうだし、それが自分の責任でもあるからね。

有村:そうですね。こちらとしても、言ったからにはやっぱり「やらなきゃいけない」っていうプレッシャーもありますし、意見をするってそういうことですから、その覚悟を持って言わせてもらっています。

大竹:スタジオとかでプレビューを見て「もう1回やったほうがいいな」「やりたいな」と思っても、「もう1回やらせてください」ってなかなかね……。

有村:言うのは難しいですよね。

大竹:「それ以上にやれるか?」って言われたらわからないけど、私もときどき「もう1回お願いします」とか言っちゃうの。とにかく4ヵ月はみんなで頑張ったよね。

有村:本当にそう。もうスタッフさんたちに拍手ですよね。それに、大竹さんはいつもみんなに声をかけてくれて、大竹さんの明るさとかお声がけとか、みんなの体調を心配されていたっていうお話は、大竹さんがいないときにもたくさん聞いていました。

大竹:え~? そうなの?

有村:皆さん、そういった大竹さんや(泉谷)星奈ちゃんの明るさにめちゃくちゃ救われていたと思います。

大竹:いやいやいや……。架純ちゃんも、静かに明るくニコニコしてかわいらしかった。

有村:あはは(笑)。私、「海のはじまり」で、目黒蓮くんとは2回目の共演だったんですけど、前作はお互い難しい役どころで、そのシーンを撮るのに全集中していたので、本当に必要最低限しか会話がなくて(笑)。

大竹:うんうん。

有村:目黒くんももともと口数が多いほうじゃないから、くだけたお話っていうのはあんまりできなかったんです。今回も、一応恋人役なので「どうやってコミュニケーションを取ろうかな」って考えていたんだけど、目黒くんもきっと本番以外でのコミュニケーションが大切なんだっていう意識で接してくださって、作品や役柄のことを話し合える時間が作れてすごくよかったなと思います。もしその時間がなかったら、9話のあのお別れのシーンにつながっていなかったかもしれないですね。

大竹:そうだね。すごい泣いていてびっくりしちゃった。私、裏で(目黒くんに)「架純ちゃんとちゃんと話してる?」とか「ちゃんと話したほうがいいよ」っていうのは実は言っていたの(笑)。

有村:言ってくださっていたのか~(笑)。

大竹:そう。あの子(目黒)もすごく忙しいし、ニコニコしてあんまり感情を表に出さないタイプでしょ? (撮影は)すごい大変だったと思うけど「それを乗り越えてきてよかったなと思う」って言ってたよ。


▶▶お2人が俳優の道に進んだきっかけは? 続きは「AuDee(オーディー)」で

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00

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