パーソナリティをつとめるクリエイティブ・ディレクターの鈴木曜さんが、
様々な分野で活躍している方をゲストにお迎えし、
自分と向き合い、心を"整える"ことそのヒントを探していきます!
第131回ゲストは、「森岡書店」代表/文筆家・森岡督行さん
「1冊だけの本を売る書店」というコンセプトで
国内はもとより、海外からも注目を集めている「森岡書店」
その代表を務める森岡さん
書店の話、このコンセプトでやってみようと思ったキッカケ、
そして、心と体の整え方をお聞きします。
Q:森岡書店について教えて下さい
A:始めたのは2015年で、一冊の本から派生する展覧会をしながらその本をお客様に手渡すという形をとっている。
現場には著者や編集者あるいは写真家など、その本を作る過程で協力した人が店舗に詰めてもらって
お客さんとコミュニケーションを取りながら本を販売するという書店。
本の2次元の世界が3次元になっているという表現を目標にしている。
Q:これまでに反響が大きかったのは?
A:10年前のオープンした日は忘れない。
お店をオープンして、お客様が来て本を買ってくださった、これは忘れられない経験
最初の本はアーティスト・沖潤子さんの作品集「PUNK」で
商業出版ではありえないような手の込んだ本を作った編集者の想いと沖さんの繊細な手仕事を見てもらいたいと思ってお願いした。
Q:銀座一丁目の由緒ある場所で開いていると聞きましたが?
A:鈴木ビルという1929年(昭和4年)に建てられて東京都の歴史的建造物に指定されている近代建築、
日本の戦後の出版・メディアの文化の礎を築いた場所で、自分にとっては聖地のような場所、
現代の本の発表をするという事はやりがいや必然性を感じる。
自分がやりたい事のルーツがあって、知っていると歯を食いしばれるというかエネルギーが出てくると思う。
<「森岡書店」代表/文筆家・森岡督行さんの整いソング>
戦場のメリークリスマス / 坂本龍一
自分が店舗を作る準備をしている時、ずっと坂本龍一さんの曲を聴いていた
整えようとしていたときに聴いていたのがこの曲
2019年の9月か10月くらいにご本人がお店に来たことがある!
Q:整ったり、自分と向き合う時間は?
A:体が硬いので毎朝10~20分ほどストレッチをしている。
その時間が自分と向き合う時間で整う時間となっている。
Q:身だしなみで気をつけている所は?
A:スキンヘッドなので毎朝剃っていて、これを毎朝やらないと前を向けない。
Q:今後やってみたい事や予定は?
A:NYのギャラリーでポップアップをしてみないかと声をかけて頂いている。
取り上げるのは1906年にNYで出版された岡倉天心の「茶の本」という本、
ただ販売するだけではパンチが足りないのでジョージア・オキーフという画家が
目を患った晩年にお手伝いさんに読み聞かせてもらっていたというエピソードがあり、
彼がどんな風に茶の本を読んでいたか可視化するような展示をしつつ販売する予定。
5月24日前後に開催予定
あと3月3日からは岡本仁さんの「また旅2」という作品を販売します。
岡本さんの写真とエッセイが好きなのでぜひ皆さんと共有したい。
※その他の活動など詳しくは森岡書店のHPなどをチェックして下さい
【鈴木曜の放送後記】
話しながら理解していったけど、本を媒介とした空間や本人を売っていると感じた。
5月のNYのポップアップも行ってみたい。
トーク模様は、radikoタイムフリーやAuDee、
ポッドキャストで聴く事が出来ます。
そして、番組では、あなたの「整う曲」へのリクエストや
「自分と向き合う」と聞いて思うことなど、メッセージを募集しています。
採用させて頂いた方には、
グルーミングブランド「AUGER」の
オリジナルキャップ(非売品)、コンパクトミラー(非売品)
人気のシステムカミソリのいずれかをプレゼントします。
どちらが希望かもお書き添えの上、番組HPのメッセージフォームから、送って下さい。

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