2025年、今年はキング・オブ・ブルース、B.B.キングが生誕100年
4月には日本武道館公演100回を越えるエリック・クラプトンが来日公演を行います。
再び注目を集めるアメリカン・ルーツ・ミュージック、
ブルースにスポットを当てる「Riding with The Blues」
この番組は、エリック・クラプトンをメンターに、彼が取り上げたブルース・ナンバーを通じて、
アメリカのルーツ・ミュージック、ブルースを紹介していくプログラムです。
お相手はミノルクリス滝沢です。
今回フォーカスするのは、ブルース・ハープ奏者のリトル・ウォルター
お送りしたのは、1958年のヒット「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」でした。
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マリオン・ウォルター・ジェイコブスことリトル・ウォルターは、1930年、ルイジアナ州マークスヴィルに生まれました。
12歳で故郷を離れ、1946年、シカゴにたどりつきます。
1947年にデビュー、翌、1948年からマディ・ウォータズのバンドに参加
ハーモニカをマイクを通じてアンプに繋げる、いわゆるアンプリファイド・ハープを一般的にしたリトル・ウォルター。
1952年からは、彼の名義のシングルがリズム&ブルース・チャートをにぎわせます。
1964年には、ザ・ローリング・ストーンズとともにイギリスをツアーしますが、
1968年、シカゴのクラブに出演した際の喧嘩で負った怪我が原因で2月15日にこの世を去っています、まだ37歳でした。
では、エリック・クラプトンのカヴァー・ヴァージョンをお送りします。
1970年、デレク・アンド・ザ・ドミノス名義で発表したダブル・アルバム「いとしのレイラ」に収められています。
デレク・アンド・ザ・ドミノス「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ(ハイウェイヘの関門)」
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デレク・アンド・ザ・ドミノスのこのヴァージョンは、曲の始まりがフェイド・インしています。
これは、彼らがレコーディング中にサム・ザ・シャム&ザ・ファラオスのサム・サムディオのアルバム
「サム・ハード・アンド・ヘヴィ」に収録されたこの曲を聞いて、自然とジャム・セッションが始まってしまい、
あわててレコーダーをまわしたためだそうです。
デュアン・オールマンとエリック・クラプトンのギター・バトル、しびれます。
リトル・ウォルターにフォーカスを当てた今回の「RIDING WITH THE BLUES」
お相手は、ミノルクリス滝沢でした。