殺人事件の裁判を舞台に、自分が事件の当事者である可能性に気づいた陪審員が
真実について葛藤する姿を描いたミステリー
妊娠中の妻の出産を心待ちにしているジャスティンは、心優しく善良な夫。
ある日、陪審員に選ばれ裁判に関わることになります。
裁判の内容は〝ある男女がバーで激しい口論になり、怒って店を出た女性が
翌日、橋の下で遺体となって発見された〟という事件。
裁判では口論の相手だった男に容疑がかけられていたのですが・・・
ジャスティンは思い出したのです。
事件があった夜、自分もその男女と同じバーにいたこと。
そしてバーから車で帰宅中、橋の上で何かにぶつかったこと。
当時は豪雨で視界が悪く、ぶつかったのは鹿だろうと思いそのまま帰宅したのでした。
「あれは鹿ではなく、人だったのか!?」
「容疑がかけられた男は無罪で、自分が犯人なのかもしれない・・・。」
ジャスティンの心は大きく揺らぎ始めるのです。