音楽教師になった男が、やる気のない生徒たちに音楽の素晴らしさを伝えようと
日々奮闘する姿を描いたヒューマンドラマ作曲家を目指すホランドは、収入を得るため軽い気持ちで高校の音楽教師になります。
しかし教壇に立ってみると、生徒たちは授業に全く関心がなくやる気もありません。
初日から頭を悩ませるホランドですが、なんとか音楽に興味を持ってもらおうと
生徒に寄り添いながら指導を重ねていきます。すると生徒たちは心を開きはじめ
彼も少しずつ音楽教師としての使命に目覚めていくのです。
同じ頃、ホランドに息子が生まれますが、生まれつき耳が聞こえません。
子供にも音楽を伝えたかったホランドはとても落ち込みます。
ある時、成長した息子は「生徒には音楽を教えるのに自分には教えてくれない」と
辛い気持ちを父に訴えます。この言葉にショックを受けたホランドは、ろうあ者のための
コンサートを企画。手話や光を取り入れ音楽を伝えたのです。
音楽教師としてのやりがいを感じていた矢先、教育予算の削減で芸術の授業が廃止されることに・・・。
ホランドは教師を退職しなければならなくなったのです。