1941年、19歳でプロデビューしたジェイク・ラモッタ。
デビュー以来、負け知らずだったジェイクですが、ある試合で初めて屈辱を味わいます。
相手を叩きのめしたにも関わらず、理不尽な判定負けをしたからです。
怒りが収まらないジェイクは妻や弟でマネージャーのジョーイに当たり散らす一方、
私生活ではプールで出会った15歳のビッキーに一目惚れし、後に彼女と再婚します。
1943年。当時無敵とされていたシュガー・レイ・ロビンソンと対戦し勝ちますが、
そのあとすぐ行われた彼とのリターンマッチでは、またしても不利な判定負け。
後に裏社会組織から八百長試合を強いられ、仕方なく承諾したジェイクは、
その見返りにタイトルマッチへの挑戦を手に入れます。
このタイトルマッチで、見事チャンピオンに輝きますが、その頃から
妻や弟に対する異常なまでの嫉妬心が募って荒れていき、周りから見放されていって
しまうのです。